『「原因」と「結果」の法則』訂正部分について


弊社より2003年4月に刊行されました、ジェームズ・アレン著、坂本貢一訳『「原因」と「結果」の法則』(初版〜第35版)内におきまして、事実とは異なる記述が発見されました。
よって、ここに訂正のご報告をさせていただきます。

【訂正箇所】※第36版より訂正

1)「訳者まえがき」(P3)10行目〜
  (現行) 現代成功哲学の祖として知られるナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、アール・ナイチンゲールらを筆頭に(中略)こぞって本書の内容を引用しているのです。

  (訂正後)現代成功哲学の祖として知られるデール・カーネギー、アール・ナイチンゲールらを筆頭に(中略)こぞって本書の内容を引用しているのです。

2)上記の訂正を受けて、奥付やカバー袖の著者プロフィール内にある人名「ナポレオン・ヒル」を削除。また、帯に関しては新バージョンを使用する。

【経緯】
2006年7月、株式会社エスエスアイ様および米国ナポレオン・ヒル財団様より、記述の事実確認に関する問い合わせをいただきました。さっそく弊社内にて調査しましたところ、ご指摘を受けた箇所が誤述であることが判明いたしました。1902年、英国にて刊行されました『「原因」と「結果」の法則』の原書『AS A MAN THINKETH』は、その後、無数の自己啓発書に影響を与え続けてきましたのは欧米でも周知の事実ですし、訳者の坂本氏が書かれた「まえがき」内で取り上げられているデール・カーネギー、アール・ナイチンゲール、ノーマン・ヴィンセント・ピール、デニス・ウェイトリー、オグ・マンディーノ各氏が自著内で引用している事実も確認されました。ところが、ナポレオン・ヒル著『THINK AND GROW RICH』(邦題:『思考は現実化する』きこ書房刊)をはじめとする作品内では、引用に該当する箇所、およびヒル氏が影響を受けたと推測する具体的な箇所を発見することができませんでした。弊社では、訳者が意図的に作為したものではないと判断しましたものの、すみやかに「第36版」の増刷時より誤述部分を削除することにいたしました。この場を借りまして、関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫びするとともに、読者の皆様にご報告させていただく次第です。

以上、此処にご報告いたしますとともに、皆様方の倍旧のご交誼、ご厚情を賜りますよう改めてお願い申し上げます。

2006年10月
株式会社サンマーク出版