サンマーク出版 50周年記念サイト

手のひらに、一冊のエネルギー。

われわれは2021年に創業50周年を迎えます。
国税庁の「企業生存率」調査によると、
10年続く企業は6.3％、20年で0.4％、30年では
0.2％とあります。
50年続くとなると、どれくらい
稀有なことでしょう。

その間、多くの方々に支えられ、幸運にも恵まれ、
私たちはここまで歩んでくることができました。
この50周年記念のサイトをつくるにあたり、
多数の読者に支持された書籍を振り返りながら、
お世話になった方々へ感謝の意を表したい、
と考えました。
なぜ小社がここまで存続することができたのか？
どうして８冊ものミリオンセラーを出せたのか？
見えてきた答えは、とてもシンプルでした。

「思い」から、すべては始まる。
本はエネルギー体だと私たちは考えています。
強い「思い」から生まれた本は強いエネルギーを帯び、
そのエネルギーが大きければ大きいほど人を惹きつけ、
心を動かし、周りに広がっていきます。
読者の心の中で共鳴現象を起こすかのように
多くの人を巻き込みながらエネルギーを増幅させ、
また別の読者へと伝播していったのです。
日本中へ、そして世界へ。

小さなサイトですが、ここには
私たちの「思い」が詰まっています。

MESSAGE

これまでのサンマーク出版、
これからのサンマーク出版

われわれは2021年12月に創業50周年を迎えます。
多くのお客様に支えられ、ご関係の皆様よりお力添えをいただき、私たちはここまで歩んでくることができました。
心より深く感謝申し上げます。

サンマーク出版は「天地自然の理に学ぶ」を経営理念に掲げ、社員全員で共有しています。これに反したことはしないという思いを大切にしながら仕事と向き合います。本がヒットするかしないか、事業がうまくいくかいかないか、さらには日本の行く末なども含め、すべて「天地自然の理」のもとに成り立っていると考えれば、この理念はいわば「生き方の指針」でもあるのです。

私はよく「最高の仕事と、いい人生」と言っています。いい人生を歩むためには、本来そうあるべきものを大切にし、最高の仕事をしてほしい。人に勇気や元気、喜びをどれだけ与えられたか。その量と深さの総和が、その人の人生の価値であり、活力の源だと考えています。

本はエネルギー体のようなものです。本に込める思いが大きくなればなるほど、人を惹きつけます。そのエネルギーをいかに凝縮させ、より多くの人へ伝播させていくか。
本に強いエネルギーが込められていれば、世界中に広がる可能性も出てきます。これは小社の海外出版総部数が2,500万部を超えたことでも明らかです。

興味深い出来事がありました。『コーヒーが冷めないうちに』がコロナ禍のイタリアでベストセラーになったのです。イギリスでは「本屋大賞」的な賞にもノミネートされました。大事な人を亡くした悲しみや「もう一度会いたい」という思いは、海の向こうでも同じ。「思い」に国境はないのです。

IT技術の劇的な進化により世界がさらに狭くなっていく中、ますます新しい可能性や価値観の創造が求められます。それは同時にわれわれが存在感を示すことができる舞台も今後さらに広がっていくことを意味します。
「人に必要とされる」という根幹の部分を大切にしながら、絶えずイノベーションを起こしていく覚悟と、どんな困難でもやり遂げ、何度失敗しても挑戦するという「限界突破」への意思が試されていると思っています。

これまで以上に困難な道かもしれませんが、サンマーク出版が繰り出せる手は無限です。
思うことから、すべては始まる。未来は私たちの心がつくりだすのです。