あまり大きな声で話さないほうがいい。

ここには野生のゾウが400頭いて

人間の話し声に気づくと近づいてくるから踏み殺されるぞ。

 

 

 

もう5年前のことです。

当時ボクは24歳で、

「お値段以上♪」のキャッチコピーで有名なニ〇リに新卒で入社し、2年目の春でした。

 

ニ〇リは年に2回、お盆とかGWに休めない分、リフレッシュ休暇という10日ほどのまとまった休みがとれました。だいたい10日間くらい。

 

その休みを利用して、

スリランカをひとりで旅してたんです。

 

 

 

20181002awajia

 

 

 

そのスリランカ旅での途中、

日本語ガイドのラビさんに、

夜のジャングルのど真ん中の湖の畔で

言われたのが冒頭の言葉。

 

ちなみにラビさんの見た目はこんな感じ↓
20181002awajib

 

 

え、殺されんの!?

これはスリランカ流の脅し!?

ゾウに踏みつぶされたくなかったら、金をだせ!?

 

 

グラサンかけて、

夜の明かりがないジャングルに連れて行くなんて、

やっぱりこいつは悪い奴なんだ。。

 

と一瞬思いましたが、

 

 

 

ラビさんはめちゃくちゃいい人でした。

 

この日は「フルムーンデイ」という日本でいうお盆のような日で、

お店でお酒を打ってくれない日だったのです。

 

でもラビさんは現地の人しか知らないお酒を売ってくれる店でラム酒を買ってきてくれて、

現地の人しか知らないジャングルの中の湖に連れて行ってくれて、

そして言うんです。

 

 

カンパイしようぜ

 

 

たしかにそこは、

日中30度を超えていたとは思えないほど、

夜風が心地よく、

星もきれいで、

日本から遠く離れたジャングルにいるのに、

妙にホッとするような不思議な場所でした。

(ゾウがいるから油断はできないけれど)

 

そしてこう聞かれました

 

君の夢はなんだ!?

 

 

こういう青臭い話はキライではないんですが、

ちょっと照れくさく、

 

ラビさんの夢はなんなの?

 

と聞き返すとラビさんは、

ラム酒のコーク割りを一杯ゴクリと飲んでから

 

自分のゲストハウスを持ちたい。

スリランカの人と旅行者が気兼ねなく話ができるゲストハウスをつくるんだ。

 

とこたえてくれました。

 

ボクも負けじと

ラム酒のコーク割りをひとくち口に入れて

ゆっくり飲み込んでから言いました。

 

 

本を作りたい。

 

 

 

みなさん、初めまして、今春にサンマーク出版に入社した

編集部の淡路です。

 

人生って不思議なもので、

5年前、ニトリ(もうニ〇リって打つのがめんどくさくなった)で家具を売っていたボクは

5年後、本をつくる仕事についてます。

 

 

5年で人生は変わるものですね。

 

ニトリで数々の引っ越しシーン、

家具の買い換えの立ち会ってきたので、

 

引っ越しして、

家具は買い換えてたとしても、

 

 

ずっと本棚に残しておきたい、

そう思ってもらえるような本を作っていきたいと思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします!

 

ラビさんは、ゲストハウス持てたのかな~。

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