のぶみさんが描く 動物のファンタジー
ひと昔前の個人的な話ですが、飼っていた猫が亡くなったあと、ご縁のあった次の猫に、以前の猫の面影を重ねている自分がいました。
どうも仕草が似ている。
食べるものの好みも。
「う~む。きみは、もしかして生まれ変わりじゃないよね? まさかね~」。
ゴロゴロと喉を鳴らすその子を抱っこしながら、そうつぶやいたことを覚えています。
ほんとうのところは誰にもわかりません。
生まれ変わりがあるのか、ないのかも。
でも、出会った人や動物が、何だか初めて会った気がしないことってありませんか?
絵本作家のぶみさんが描いてくれたファンタジーな世界。
夢のような話かもしれませんが、この絵本を読んで、一人でも生き物を大切にする人が増えてくれたら嬉しく思います。