足下の幸せを確かめるための本
文庫化にあたり改めて全体を読み直したのですが、衛藤先生のしみじみとやさしく、かつ時にほんの少し厳しく、でもあたたかい語り口調に、心の温度がじわじわと上がるのがわかります。
つい見過ごしてしまう「小さくて、でも大切なこと」をシンプルにわかりやすく説明してくださる文章を読むうちに、自分の内側から静かに満たされていくのです。
「最近ちょっと忙しいな」
「なんだか今日は疲れたな」と思うときにこそ
ふと読み返したい、足下の幸せを確かめるための本です。