「腰痛は治らない」と、一見ぎょっとするセリフからはじまる本書。
これは、根深い腰痛の悩みに真摯に向き合ってきた宮腰先生ならではの言葉だと思いました。
腰痛は、治らない――しかしそれは、「施術だけでは」という補足つき。
実際、宮腰先生の整体施設では、「自分で取り組む体操」によって、数千人の方が、腰痛から「卒業」されているそうです。
この体操のことを知ったとき、そのあまりの簡単さに「これだけですか！」とちょっと笑ってしまった私に、
先生は「腰痛を治す目的であれば、これ以上のことをする必要はないのです」と言ったのが印象的でした。
他にも大腰筋を鍛えるためのトレーニングはたくさんあります。
でも、「腰痛改善のために」「過不足なく」つくられた、超絶簡単なメソッド、それが本書でご紹介する「足振り体操」。
宮腰先生はいつも「治療家に治してもらおうと思ってるうちは治らないですよ。
自分が一番の治療家だから」と言いますが、それを後押しする、実績に裏打ちされたメソッドあってこその言葉だな、と感じました。
腰痛改善のために、そしてひいては長生きのために、ぜひ取り組んでいただきたい体操です！