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「博多の港に、人魚が上がった」

こんな情報をもと、

平成と令和のちょうど変わり目に福岡・龍宮寺に行ってきました。

けっして、夫の実家に帰省で福岡に行くので

「1日くらい取材と称して仕事のフリしよう(ひとり自由に楽しもう)」

というわけではないのです。あくまで取材。本にはならないけど……。

 

さて、人魚というとどうしても

アンデルセンの『人魚姫』や

西洋の民話を思い浮かべるのですが

じつは日本には人魚伝説はいくつか存在するのです。

なんといってもあの『日本書紀』にも人魚の記述があるくらい。

 

そして、博多でも鎌倉時代のはじめの1222年、

漁師の網に人魚がかかり、「国家長久の瑞兆」として龍宮寺に祀られました。

ちなみに、人魚は龍宮の使いということで

龍宮寺と名付けられたそう。

 

なんとこの龍宮寺には、

人魚の骨があるのです!!!

もちろん、一般には非公開ですが

ちゃんと電話していけば、見せてくれます。

 

聖なる存在ハンター(つかまえないけど)の

ネコカとしては、見に行かない手はありません!

本堂に入ってみると、そこには……

 

で、でかっっっっっ!!!

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博多の港にあがった人魚は、言い伝えによると

147メートル!という巨大人魚だったそうなので

この大きな骨も納得ですね。

漁師さん、怖かったでしょうね(笑)

 

ちなみに、一番上の掛け軸は江戸時代に描かれたもの。

この神社に奉納されています。

この骨、じつは触ってもいいそうですが

遠目に眺めるだけにとどめておきました。

 

平成最後の日、

瑞兆(よいことがある兆し)の人魚に会えて

充実した新たな時代を迎えることができそうです。

 

※御写真の公開など許可をいただいています。

人魚の骨や掛け軸は非公開ですが

事前に連絡して行くと法事などとかぶらなければ見せてくれます。

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