巽先生の診察室におじゃまするたび、杖をつかれたり、足をひきずるようにしながら、診察を待つ人の長蛇の列がそこにはありました。
「〇〇さ~~~~ん」と声高らかに呼び、
患者さんの手を取り、足をさすりながら、人懐っこい関西弁でお話しになる巽先生は、
人工膝関節手術の世界的名医として、テレビで特集されたこともある手術の名手。
私は、先生の肩書と、雰囲気とのギャップ、そして「手術の名手でありながら、真っ先に手術はしない」というポリシーに、心掻き立てられました。
この本はまさに「健康で長生きするための教科書」。
「対症療法ではなく、根治療法」を詰め込んだ1冊。
足腰にお悩みがある人も若い人も、新しい時代の「健康の正解」として、広くお読みいただけるよう編集しました。
私のなかでは「食べ方」と「考え方」がとくにインパクト大でした。
「対症療法の弊害はこれから多くの人が知るところとなり、これからは薬がいらない時代になるだろう」という先生の「予見」は、薬学部を卒業されたのちに医学の世界へ入られた、先生ならではの知見と洞察に満ちたひと言と感じました。
お読みいただく方や、そのご家族の、健康長寿のお役にたてますように!
978-4-7631-3796-8

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