じんわりほっこり、心に染み入る1冊
比留間榮子さんは、セットされた素敵な栗色の髪の毛と、パリッとした白衣がとても印象的な96歳の現役薬剤師。
ギネスにも認定されたそうです。
地元の方々から「榮子先生」の呼び名で親しまれています。
薬局でのご様子を拝見していると、いつもさりげない「ひと言」をお客さまにかけていらっしゃるのが印象的でした。
榮子先生に会うだけで元気が出る、という声にも納得。薬局の調剤業務をいまもこなし、スマホでLINEも使いこなすスーパーウーマンですが、なんと本書もZOOMを使って打合せも。
「だって、知らないものは、知りたいでしょう?」と言う子どものようなまなざしの96歳に、好奇心の翼は何歳からでも広げられると教えていただきました。
「私は平凡な薬剤師」とおっしゃる榮子さんの言葉のひとつひとつが、じんわりほっこり、心に染み入ります。