心の状態が、体にあらわれる
「心の状態が、体にあらわれる。だから体の不調は体だけを見ていてもだめ」
このような信念のもと、痛みや不調や病を訴えて診察室のドアを開けるたくさんの患者さんと日々向き合う長田先生。
その不調はほんとうはどこからくるのか、どうすれば心身ともにすこやかに過ごせるようになるのかを、患者さんの話を聞きながら、同時に患者さんの「体の声」そして「心の声」も聞き、解決方法を導き出していきます。
その様子は、お医者さんというだけではなく、カウンセラーでありセラピストであり、探偵のようでもあります。
本文中に出てくる先生と患者さんのやりとりの様子や実例は、なかなかドキッとするものもあり、また自分にも思い当たるものもあり、「私ももっと、自分の体と心の声を聞いてあげなくては……」と反省しつつ文庫化の作業をしていました。
皆様もぜひ、自分の体と心の声を、もっと聞いてみてあげてくださいね。