約四半世紀前に社会人一年目をむかえた私。
緊張や不安で胸がいっぱいであったことをよく覚えています。

とくに会話が苦手で、人とのコミュニケーションにはずいぶん苦労しました。
たくさんの失敗を重ねながら、この歳になってだいぶ苦手意識も薄らいできましたが、
若かりし日の自分に本書を読ませたかったです。

『できる大人が使っている社会人用語ハンドブック』
著者：今井登茂子

何年も社会人経験を積んでいくと
ビジネスにおいて本当に優秀な人は状況に応じて適切な言葉を選んでいる、
そう感じることがよくあります。

一方で、ごくたまにですが、相手とのやり取りで違和感を覚える言葉遣いや
場の空気を読めないちぐはぐな応対に出くわして困惑するようなことがあります。

と偉そうなことを言う私ですが、
今でも会話中にとっさのひと言が出てこなかったり、相手を思いやる気の利いた言葉が使えなかったりして、反省することがよくあります。
（とても偉そうなことを言える立場ではないのです）

そんなコミュニケーションの不安を一気に解消してくれるのが本書。
ビジネス会話、電話、メールなどで、こんなときどう表現すればいいのかが一目でわかる（しかも活用例や英訳付き）、すごいハンドブックなんです！

新社会人からベテランの方まで、すべてのビジネスパーソンにおすすめしたい1冊です。
（でじお）