全ての「学ぶ人」へのやる気の出るエール
伝説の受験コーチによる勉強本、という認識で改めて読み返したら、別の意味でとんでもなかったです。
いや、勉強で結果を出す意識の変え方をメインにたくさんの技術やヒントが詰め込まれてはいました。
でもそれ以前にこの本は、全ての「学ぶ人」への、著者からの痛快かつやる気の出るエールでありました。
京大法学部合格という輝かしい実績を出す前の著者の、「勉強しても成績が上がらなくてイライラが募った様子」が書いてある部分などは、面白いし共感しまくりだしで個人的に大好きな項です(「頭が悪いことにぶち切れて、家を破壊しました」という衝撃的な見出しがあるので、目次だけでもぜひご覧ください)。
学生さんにはもちろんとても参考になると思いますが、社会人の私は特に「集中力」に関する部分や「継続の価値」に触れている部分などが心にしみわたりました。