この本は、文庫ではありますが、私の担当した本で歴代最厚のトータル640ページという大ボリューム。
サンマーク文庫のなかでもたぶんいちばんページ数の多い本になったと思います。
なので物理的な作業としてはなかなか大変でしたが、内容が! とにかく! 面白い! ので、もうがっぷり四つで取り組めました。
主人公の前に突然現れたちょっと口の悪い悪魔が、常識や概念や法則などこれまで「正しい」とされてきたものを次々と覆し(というよりはもう「蹴り散らかす」いや「破壊の限りを尽くす」あたりの表現のほうが合っているかも)ていく様子は、もはや痛快です。
読み始めは「えっ、ちょっと待って、それどういうこと????」となっていましたが、読むにつれ「そうか、そうだよね、悪魔の言っていることは……納得できる!」と膝をバシバシ叩く始末。
この「一見受け入れられないことがやがて腑に落ちてしまう感覚」、ぜひ皆様も体験いただければと思います。
978-4-7631-6135-2

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