『小さいことにくよくよするな!』
これは弊社に8冊あるミリオンセラーのうちの1冊で、アメリカの作家であるリチャード・カールソン氏による作品です。
本国でもマルチミリオン、全世界では何千万部と売れている本で、読んだことのある方もいらっしゃるかと思います。
単行本から文庫になっても、ずっと売れ続けている息の長い本です。
ページを開くと、日々のストレスや心配事を減らし、無理せず自分のペースで、できるだけ心穏やかにすごすためのヒントや秘訣が100項目書かれています。
どれもシンプルで、でもとても深い。
「こうしなさい」とか「こうするべき」という強い口調は一切なく、自身のエピソードをふんだんに交えながらの「こうしたらいいよ」「こうするといいかも」というさりげない提案ばかりです。なので、「へえ、そうか」「なるほど」「ふーん、やってみよう」と素直な気持ちになってどんどん読み進めていってしまいます。
原書のタイトルは「Don’t sweat the small stuff」。「小さいことにくよくよするな」そのまま。これが全世界でベストセラーになったということは、人種や国籍や年齢や性別などのバックグラウンドは様々であっても、人間のおおもとというのはやはり大きな違いはないということなのかな、と改めて思ったりするわけです。
そして、「なーんだ、みんなくよくよするんだ」と、ほっとしたりも。
この本を読んでいる間は、私も実世界の「くよくよ」をしばし忘れ、小さな事に囚われなくなった(ような気がする)自分を感じることができます。
そして本文中で著者が惜しみなく披露してくれる「穏やかで優雅な生き方」へのステップを確認するたびに、あたたかでやさしい希望のようなものが心の中にむくむくと湧いてきます。
くよくよすることがあったら、ぜひ読んでみてほしい一冊です
(ジョセフィーヌ)