運のいい人は「自分は運がいい」と思い込む
著者の中野信子先生との出会いはなんと10年以上前。
新進気鋭、才色兼備の脳科学者で、お目にかかる際にはとても緊張しました。
しかし、実際にお会いしてみると物腰柔らかでいつもニコニコ優しく、楽しい方でした。
そんな先生と相談して「脳科学からみた『運のいい人』」をテーマにした本をつくることになりました。
タイトルは『科学がつきとめた「運のいい人」』。
無事、2013年に単行本として刊行されました。
なぜこのテーマを選んだのか?
もちろんボクも「運がいい人」になりたかったからです。
本の内容は、「運、不運と思う事象は誰にもほぼ公平に巡ってきている。だから、その事象のとらえ方、考え方を変えれば対処法が変わり、それが長期にわたれば結果も変わってくる」というものです。
「ではどうすればいいのか?」その方法や考え方も書いてあります。
中でもボクが特に好きな項目は、
・運のいい人は「自分は運がいい」と思い込む
・運のいい人はゲームをおりない
・運のいい人はより多くの人のために祈る
です。読めば納得の内容です。
2019年には文庫化されロングセラーとなりました。
そして、今回その『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』を刊行することになりました。
元本を加筆修正し、手に取りやすい新書判にしました。大きな変更はないのですが、読み直してみて、その内容は色あせず時代を超えて通用すると実感しています。
東京大学で脳科学を学び、フランスへ留学、現在メディアで大活躍の中野先生。
先生自身がこの本の正しさを証明していると言っても良いのではないでしょうか。
運がいい人になるのは意外と難しくありません。
皆さんも是非手にとってみてください。