2023年5月にサンマーク出版へ転職してきましたHIDEです。
前職は某経済系出版社で約18年間、ビジネス週刊誌や株式情報誌、Webメディアなどの記者・編集者を務めてきました。
新聞記者、自動車セールスマンの経験もそれぞれ3年半ずつ持ち合わせています。
そういう点では、ちょっと「変わり種」かもしれません。
色々な経験をしてきましたが、これまで私は書籍を編集・制作した経験がほぼありませんでした。にもかかわらず、書籍主体のサンマーク出版は私を迎え入れてくれました。
過去7年にわたって前職のWebメディア編集者時代にサンマーク出版が発行する書籍からの抜粋を中心としたWeb記事を展開する、という取引関係を築いていたことが背景の1つなのですが、それだけではありません。
というのも、サンマーク出版が
「自前のWebメディアを持ちたい」
「ひいては書籍編集ではないWebメディア編集の経験・ノウハウを持ち合わせた人材がほしい」
と考えていたタイミングと合致したということもあったのです。
ここには不思議な縁を感じました。
サンマーク出版2023年後半の大ヒット作『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』の著者で脳科学者の中野信子先生は、
「運、不運と思う事象は誰にもほぼ公平に巡ってきている。だから、その事象のとらえ方、考え方を変えれば対処法が変わり、それが長期にわたれば結果も変わってくる」
と説いていらっしゃいます。
そして「運のいい人は「自分は運がいい」と思い込む」のだそうです。
私自身、これまでの人生で「自分は運がいい」と感じてきましたが、より一層そう思い込むことを決めました。
今の役職は「PR戦略室 サンマークオンライン編集長」(この先、名称は変わるかもしれません)です。
入社から半年あまりは、これまでの経験を生かし、古巣やもともと付き合いのあった有力Webメディアさんにご協力・ご支援をいただいたうえでの書籍プロモーション業務(主にWebでの記事展開)を主軸としてきました。
そして、今後はサンマーク出版が新たに立ち上げていくWebメディアの運営に携わり、サンマーク出版の持つ書籍をはじめとするコンテンツの発信力、拡散力を高めていくつもりです。
ひそかに編集者として、著者としての書籍作りにもそれぞれチャレンジを始めています。
3度の転職で4社目となりますが、「どこに行っても通用するスキルや知見とは一体何なのか」を身を持って学んだと自負しています。
「~の仕事をしていた」「~の役職に就いていた」というのは本質ではないと私は考えています。
一言で表すのは難しいのですが「会社が替わっても」「職種や業務が変わっても」持ち運べて応用が効くようなことがそれです。
自動車セールスマンとしての経験を例として挙げると、1人の消費者と直接相対して商談したり、商材を売ったり、ニーズを探ったり、クレームに対応したりしたことで身についた、対人力や商売感覚などですが、大事なことは、それを他の会社、職場、仕事、業務で応用していくことだと思います。
新聞記者、経済誌やWebメディア記者・編集者としてもそれぞれいろんな経験をしてスキル・知見を獲得して、今に役立っていることがたくさんあります。
そもそも振り返れば、大学生の時に時給700円スタートで働いていたファミリーレストランの厨房でのアルバイトが全て基礎になっている気がしています。
時間に追われる中で大量の仕事を効率よく片付けていく段取りとマインドを会得したことは大きかった。その後に社会人になって取り組んできたこと全てに応用ができています。
私にとっての「転職」は、漫画やアニメ、ドラマなどで人気の転生ストーリーのような体験だと感じています。
人智を超えるチート能力はもちろんありません。一方で、もともと備えていたさまざまなスキルや知見を活用しながら、新たなスキルや知見を獲得していける点が面白いと思っています。
今の仕事はこの組み合わせによって見つけた「最高の天職」です。
変わり種ではありますが、だからこそサンマーク出版に良い意味での変化を少しでも起こせるように頑張ります。