筆談で覚える中国語
中国や台湾の方とお会いしたとき、仕事で台湾に行って言葉がわからなかったとき、少しくらい中国語を理解できればな……と残念に思ったことがあります。でも、中国語には大きな壁があり、学ぼうという気持ちにはなりませんでした。その大きな壁を、きれいに取り払ってくれたのが、陳氷雅さんです。
「中国語は難しいですよね」という話をしたら、「いやいや、日本の方にとって中国語は世界一かんたんな言葉なんですよ」と返され、ビックリしました。でも、「中国語は発音をあとまわしにしたほうがうまくいく」という話を聞いて、「なるほど!」と心の底から納得したのです。
実際、中国語を学んだことのなかった私が、氷雅さんの原稿を読み、本を仕上げていく過程で、気づけば中国語の文章が読めるようになっていました。なんだか世界が少し広くなった気がして、もう少し中国語を勉強しようと心に決めたのでした。