世界中の骨粗しょう症の常識をぬりかえた医師
斎藤充医師の臨床と研究との「二足のわらじ生活」がとても印象深いものでした。ひざをはじめとする外科手術を日本の大学病院内で有数の手術件数をほこる、多忙をきわめる整形外科部長の斎藤医師。目の前の患者さんと向き合うなかで得た違和感や疑問点こそ、研究の起点。研究成果を論文として発信することで、目の前にいない世界中の患者さんの役に立つことを目指して、365日、臨床と研究に明け暮れておられる姿に感銘を受けました。本書には、斎藤医師が自身の母親にもやってもらっている体操を盛り込んでいます。世界中の骨粗しょう症の常識をぬりかえた斎藤医師の発見・解明の成果をなるべくわかりやすい表現で、一般の方向けにお届けするのが本書です。多くの方のお役に立つことを願います。