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書籍の詳細

心。

著者:稲盛和夫

定価:1,870円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-3243-7 C0030
四六判上製 本文205ページ
2019年6月25日 初版発行
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「経営のカリスマ」稲盛和夫氏の人生の集大成、ついに刊行!

ミリオンセラー『生き方』待望の続編が、15年の時を経て刊行!
すべては〝心〟に始まり、〝心〟に終わる。

京セラとKDDIという2つの世界的大企業を立ち上げ、JAL(日本航空)を〝奇跡の再生〟へと導いた、当代随一の経営者がたどりついた、究極の地平とは?
 
これまで歩んできた80余年の人生を振り返り、また半世紀を超える経営者としての経験を通じて、著者がいま伝えたいメッセージ――それは、「心がすべてを決めている」ということ。
 
人生で起こってくるあらゆる出来事は自らの心が引き寄せたものであり、すべては心が描いたものの反映である。それを著者は、この世を動かす絶対法則だという。
 
だから、どんな心で生きるか、心に何を抱くかが、人生を大きく変えていく。
それは人生に幸せをもたらす鍵であるとともに、物事を成功へと導く極意でもあるという。
 
つねに経営の第一線を歩きつづけた著者が、心のありようと、人としてのあるべき姿を語り尽くした決定版。
よりよい生き方を希求するすべての人たちに送る、「稲盛哲学」の到達点

目次より

◎人生のすべては心が映し出す
◎よいときも悪いときも感謝の思いで受け止める
◎利他の思いから行動すれば、自らのもとに返ってくる
◎その瞬間に「できる」と思えば実現できる
◎高い目標を実現するには思いを一つにすること
◎従業員の心が変われば、会社は劇的に変わる
◎正しい判断は〝魂〟がもたらしてくれるもの
◎リーダーにふさわしいかは「心根」で決まる
◎真我に近づけばありのままの真実が見えてくる
◎すべて心に始まり、心に終わる

著者紹介

1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミツク株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。10年には日本航空会長に就任。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問。1984年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々の顕彰を行う。2022年逝去。
著書に『生き方』『京セラフィロソフィ』(ともに小社)、『働き方』(三笠書房)、『考え方』(大和書房)など、多数。

担当編集者より一言

やっとここまでたどり着いたというのが、いまの実感である。京セラ創業者であり、「経営のカリスマ」として知られる稲盛和夫先生から、「心」というタイトルの本を出したい旨のお話をいただいたのが、前著『生き方』の刊行から5年ほど経った2009年だったと記憶している。これまで経営者として生きてきて、また人としての生き方を探究してきて、何よりも大切なのは「心」だとわかった。これまでにない本をまとめたい、というご意向であった。
しかしそれからほどなく、稲盛先生は経営破綻した日本航空(JAL)の会長に就任、その再生に身を投じられることなり、企画はいったんお蔵入りとなった。数年後、見事にJALの再生を成し遂げられた先生に、その体験を踏まえて経営の極意について語っていただく企画をご相談し、取材を重ねたが、その作業は困難を極めた。やがて、数年の時間を経て、ふたたび「心」をテーマにまとめることで承諾をいただき、それまでまとめた原稿を一気に集約、本書の刊行となった。
そういう経緯の中、まさに稲盛先生の経営者人生の集大成ともいうべき内容となり、これまで稲盛先生が大切に実践されてきた「哲学」の神髄をまとめた一冊に仕上がった。『生き方』以来15年の年輪を感じながら、ぜひご一読いただきたい。

読者さまの声

稲盛さんの本を読むたびに勇気が出ます。自分の生き方は間違ってなかったんだと思えます。皆の為に正しい事をやると最後には成功しますがそこまでの過程がすごく辛く、自分自身傷つき、心労が残ります。もっと精神力を強く持てる自分に成りたいと思いました。読む度に心が救われます。(東京都・自営業・女性・51歳)

「心」を軸とし、JAL再建までの体験を踏まえた「稲盛人生哲学」が具体的にわかりやすく読みやすく語られていて、一気に読むことができました。「心」「思い」がいかに大切か、正義を貫くのがいかに大変なことで、そのための拠り所をしっかり身につけることの重要さを改めて突きつけてくれる。気づきを与えてくれる本です。装丁も白をベースにシンプルで目次も大きめで格言のようにそれぞれなっていて、「美」を感じ購入を即決しました。(埼玉県・公務員・男性・49歳)

「利他の心」という言葉が非常にひびきました。自分の利益ばかり考えがちになっていたので、この本を読みながら、なぜ自分が今うまく前へ進めないのかがよく分かりました。どの世代の方が読んでも心にしみわたる本だと思います。(兵庫県・会社員・女性・47歳)

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