サンマーク出版

書名 ふたごの鳥 シロロとキロロの物語
著者情報 文: 小林昭洋 /
絵: 藤巻裕紀
定価 1400円 (10%税込)
ISBN 978-4-7631-3554-4 C0095
体裁 B5変型判上製 本文46ページ
初版発行日 2016年6月25日
内容のご紹介

転んでも、傷ついても、
「強く、優しく」生きていく。

コツコツ努力が得意の白い鳥「シロロ」と、先を読む天才の黄色い鳥「キロロ」は、なかよしのふたご。あるときシロロがキロロを助けようとして大けがをし、飛べなくなってしまいます。それでも飛ぶことをあきらめず努力を続けるシロロを見ていたキロロは……。
著者が長年にわたる過酷な闘病生活を乗り越え、一児の親になって湧き上がってきたもの。それは、わが子に「強く生きてほしい」「優しく生きてほしい」という2つの思いでした。どんなことが起こっても、へこたれない強さ。困っている仲間たちに、すすんで手を差しのべられる優しさ。そんな、いつの時代でも変わらない「わが子への思い」が詰まった絵本です。
 
(著者からのメッセージ)
人生は平らな道ばかりではない。
そんな道を歩みはじめた君。
ときには転ぶこともあるだろう。
驚きや痛さに泣いてしまうかもしれない。
泣き続けて誰かの助けを待つのではなく、
泣きながらでも手をつき、立ち上がって、
前へと向かう子どもになってほしい。
そんなことを想像しながら、この絵本を創りあげました。

著者紹介
小林昭洋(こばやし あきひろ)
1972年生まれ。不治の難病と闘い続ける闘病家。十数年前、海外脳死臓器移植を受けて命を繋ぎ、2013年には一児の父となった。著書に『つらいときに読む本』『誰も教えてくれない 病人の生き方』(ともに小社)がある。