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書籍の詳細

京大式DEEP THINKING

著者:川上浩司

定価:1,540円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-3641-1 C0030
四六判並製 本文203ページ
2017年11月10日初版発行
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発売初日で重版決定!!

現役・京大デザイン学教授が伝授する
考え抜く力を磨く「究極の思考の書」!

☆現役・京大デザイン学教授による、思考本の決定版!
☆もうわかったつもりで終わらない「考え抜く秘訣」とは?
☆考える力を深めるエッセンスは、一本の「〇○」に秘められていた!
☆問題解決能力を高める「一点集中思考」を京大教授が初伝授!
 
「思考のスタミナ」をつけて、考え抜ける体質になる――
これが本書のコンセプトです。
 
「論理的に考えるのが苦手」「いつもあまり考えず、『まいっか』で済ませている」……
こんなふうに「考えるのが苦手」という人は多いのではないでしょうか?
「考える力をつけたい」という世の中のニーズは普遍的なようで、
思考法についての本は常に刊行されています。
 
けれど「思考力」とはそもそも何なのか、とらえどころのない漠然とした存在で、
どうすれば思考力を磨けるのか、なかなかピンとこないのではないでしょうか?
これこそ、「考える力が上がらないやっかいなポイント」だと著者の川上先生は指摘します。
 
この本では、そんな「考える力の正体」に迫って「思考の悩み」を解決すべく
京都大学で「不便なこと」について研究しているデザイン学の川上教授が、
・「考える」とは何なのか?
・「考え抜いた」とはどういう状態なのか?
・どうすれば「思考力」を高められるのか?
を教えてくれます。
 
「足が速くなりたければ実際に走る必要があるように、
思考のスタミナをつけたければ、実際に思考を働かせなければいけない」
という川上教授の言葉通り、
本書は考え抜くためのヒントが詰まった「あること」について
深く、深く、一緒に考えていく、というスタイルで進みます。
 
はたして、「深く考えるための秘訣」が詰まった、考え抜くべき事象とは――?
 
読み終えたら思考のスタミナが上がっている、
そんな「一点集中思考」を体感できる思考の書です。

目次より

第0章 DEEP THINKINGの極意
第1章 なぜ「鉛筆で記す人」は「できる人」っぽいのか?
第2章 「わかりやすい説明」に数字は要らない
第3章 鉛筆を持つ者だけが「たどる力」を手に入れる
第4章 「必要なもの」を抜く1本の勇気

著者紹介

京都大学デザイン学ユニット特定教授、博士(工学)。専門はシステムデザイン。
1964年島根県出身。京都大学工学部在学中に人工知能(AI)など「知識情報処理」について研究し、同修士課程修了後、岡山大学で助手を務めながら博士号を取得。
その後、京都大学へ戻った際、恩師からの「これからは不便益の時代」の一言がきっかけで「不便がもたらす益=不便益」について本格的に研究を開始する。
不便益研究の一環として作成した「素数ものさし」(目盛りに素数のみが印字されたものさし)は、その特異性から話題を呼び、京都大学内のみでの発売にもかかわらず、3万本以上の販売を記録している。
自動化が進み、とにかくより便利な方向へと進む時代の中、便利になったがゆえの弊害を工学的にアプローチして解決するため、「不便益」という視点から新たなシステムデザインの研究・作成に日々取り組んでいる。
著書に、『不便から生まれるデザイン』(化学同人)、『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?~不便益という発想』(インプレス)などがある。

担当編集者より一言

「京都大学で不便なことを研究している人がいるらしい……」
この噂を耳にして、「会ってみたい!」と思って川上先生にすぐ連絡をとったのが本企画の始まりでした。
色々お話を伺うと、「元々は究極の便利といえるAIの研究をしていた」ことを知り、「不便なことを研究する以上、どんどん便利になっていく世の中に流されるわけにはいかず、常にあれこれと『思考』を巡らせている」とお聞きしたことから、川上先生と「考える力についての本」作りが本格化し、「京大っぽい」一風変わった思考本ができました!
これまでの思考法本にはなかった「考え抜く力を養うために本当に大事なこと」を突き詰めた1冊、ぜひ読んで「思考の深まり」を体感してみてください!

読者さまの声

これからどうのような仕事がAIに転換されていくのか、漠然とした不安があったのですが、自分がこれからどのように仕事を展開していくかのヒントになりました。また、物とのコトワリを信じ、人との約束を疑うという考え方、私の周りの人には理解してもらえなかったのですが、私は好きです。これからもっと、いろんな事に思いをめぐらしていこうと思いました。(東京都・会社員・女性・37歳)

物事の本質を見極めるためには、たし算やかけ算ではなく、引き算を用いる、という考えは非常に的を射ていると感じた。新しいアイデアを出す為に、日常的にかけ算もどきの足し算をしている気がするが、今後は引き算の発想を活用して、物事の本質に迫りたい。それにしても「鉛筆」1つで、ここまで議論を展開できる発想力は素晴らしいと思います。(東京都・会社員・男性・45歳)

効率化をよく考える職場の中で、「時間をかけて考える」ことの意義、重要性を考えることができた。(兵庫県・会社員・男性・55歳)

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