このママにきーめた!
定価:1,320円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-3642-8 C8771
B5変型判上製 本文32ページ
2017年8月5日初版発行
1月13日の「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)に著者が出演し大反響!
話題の作家のぶみが描く、奇跡の絵本。
ママの心が、ふわっとやさしくなります。
「ねぇ、どうしてママをえらんだのか、しってる?」
あかちゃんが、おそらのうえから一人のママをえらびます。
「ようし! ぼく、このママにきーめた!」
おそらでは、みんながビックリ!
「うえ~! ホントにあのママでいいのかい?」
「うん! ぼく、あのママがいい!」
ママとお腹のあかちゃんとの対話がはじまりました。
産まれてからはいっしょの生活もはじまります。
ある日、毎日おこってばかりのママは、
あかちゃんからひみつのおはなしを聞かされて号泣しました。
あかちゃんがママに伝えた、おはなしとは?
【「あとがき」より】
おなかのなかの記憶がある子どもたちに会って描いた絵本です。
ビックリしたのは、「なんで産まれてきたの?」ってきくと
「そんなのママをよろこばせるために決まってるじゃん!」
と全員がいうことです。
子どもは、まずママをよろこばせて、
だれかをよろこばせる自信をつけるんです。
ところがママは、自分の子がちゃんと育ってほしいから、
よろこばずにしつけようとおこってしまう。
子どもがしてほしいのは、しつけることじゃなく、
子どもがしたことによろこぶことです。
ママをよろこばすことができたら、
ママ以外の人もよろこばそうとするのが子どもたちです。
みんながだれかをよろこばすようになったら、
世界は、さらによくなるよね。
世界をよくするのは、ママがどれだけよろこぶかにかかってるんですよ。
えほんさっか のぶみ
著者紹介
絵本作家。1978年、東京都生まれ。大ヒット絵本『ママがおばけになっちゃった!』『さよなら ママがおばけになっちゃった!』(講談社)をはじめ、『あたまのうえのかみさま』『サンタパスポート』(小社)、『おこらせるくん』『いのちのはな』(KADOKAWA)、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(えほんの杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ、『よわむしモンスターズ』シリーズ、『トッキュウジャーかぞく』シリーズ(以上、講談社)など160冊以上の絵本を出版。アニメでは、NHK「おかあさんといっしょ」の「げんしじんちゃん」「よわむしモンスターズ」、NHK「みいつけた!」の「おててえほん」を手がけるほか、漫画家・森川ジョージ氏とのコラボレーション、内閣府の「すくすくジャパン!」のキャラクター作画を担当。また福島の子ども達を応援するために、個人で制作したキャラクター「あたまがふくしまちゃん」は、ゆるキャラグランプリ2013、2014で2年連続東北1位を獲得するなど、幅広く活動をしている。
担当編集者より一言
この作品は、絵本作家のぶみさんが、お腹の中の記憶がある100人以上の子どもたちに話を聞きながらつくりました。なぜ自分のママを選んで生まれてきたのか……その理由をたずねてみると、ほとんどの子どもたちは「そんなのママを喜ばせるために決まってるじゃん」と答えたそうです。私たちが住んでいるこの世界には、人間にはわからないような仕組みや法則がたくさんあると私は思います。ひとつでも多く、それらの仕組みや法則を知ることで、人生がより楽しく生きられる人がふえることを祈っています。
読者さまの声
妊娠、出産時のことを思い出しました。胎内記憶にも興味があり、子供が私を選んで生まれてきてくれたと思うと何とも言えない気持ちになります。子供に読みきかせたら、楽しんでくれました。私にとっても、子供にとっても大切な本になりそうです。(埼玉県・女性・38歳)
3歳の娘が本屋で欲しがり購入しました。生まれる前にお空から母親を選んだという内容で毎晩読み聞かせるたびにあたたかい気持ちになります。娘も飽きずに何度も「読んでほしい」と持ってきます。買って良かったです。(東京都・主婦・37歳)
子供の2歳の誕生日に、主人が2人にといってこの本をプレゼントしてくれました。2歳の子供には少し長い内容でしたが、心あたたまる絵本でした。もう少し子供が大きくなったら「どうしてお母さんのところに産まれてきたの?」と聞いてみたいと思います。この本みたいに「お母さんを喜ばせるため」と言ってくれたらうれしいです。(会社員・女性・38歳)
12月に出産する娘のために買いました。子どもは神様からの贈り物、宝物ですね。その気持ちを忘れず育ててほしいです。「ママをよろこばせるために生まれてきた」こと、「ママ、うんでくれてありがとう」のことばに感動しました。(静岡県・農業・女性・61歳)
娘の10歳の誕生日にプレゼントとして購入しました。久しぶりに親子で一緒に読みましたが、私を喜ばせる為に生まれてきてくれたという発想がなかったので、この10年を振り返るとそうだったのかも?と思う出来事が思い出されました。親子どちらの気持ちもほっこりできて良かったです。(大阪府・会社員・女性・40歳)
私は神様を信じています。人は神様に生かされ生きていると思います。すばらしい絵本ありがとうございます。子どもさんより子育て中のお母さんに読んでもらいたいですね。あとがきの最後の言葉すばらしいです。世界が平和でありますように。(鳥取県・主婦・78歳)
育児に夢中になり、ついつい忘れがちな大事なことに気づかされました。読み聞かせも良いですが、私たち親も時々読んで心にとどめておきたい内容でした。所々で出てくる赤ちゃんを捜すページも、子どもには楽しく読める工夫がされていて良かったです。(山形県・会社員・男性・41歳)
思いがけず第3子を授かり、何か意味があるのかなと思っていたところ目について購入。上の子2人も毎日怒ってばかり…。でもふと考えてみると、2人とも私に笑ってほしい一心でやっているのかなと思うことがたくさんありました。それに気づかせてくれてました。ありがとうございます。(会社員・女性・34歳)
最近4歳になった息子がおなかの中で妹と遊んでたよ!どこから出ようかなと思って小さなところから出たよ!先にぼくがお手本みせたと言いだしたので、本当にこういう話しがあるんだなぁと思った。(静岡県・主婦・35歳)
2人の子の母です。以前、1人目の妊娠時に胎内記憶の本を読みました。下の子が3歳の時に「ママをえらんできた…」と言いだし、驚いたことがあります。のぶみさんの本は好きで他にも持っています。作者と題材が気にいって購入しました。「うれのこりママ…」とてもユニークだと思います。心が軽くなり、「そうだった!」と思い出しました。子どもがしたことにもっとよろこぼうと思います。(主婦・41歳)