サンマーク出版

書名 おかげで、死ぬのが楽しみになった
著者情報 著者: 遠未真幸
定価 1600円 (10%税込)
ISBN 978-4-7631-4058-6 C0095
体裁 四六判並製 本文475ページ
初版発行日 2023年5月25日
内容のご紹介

青春くらい熱くて尊い! 泣ける「老春」小説刊行! 
心がぽかぽかあったまる、ほっこりコメディをどうぞ。

定年退職後、無所属、無希望。かつて応援団員だった3人が、友人の通夜で集まった。
そこに、「応援団を再結成してくれ」と遺書が届くが、
誰を応援してほしいのかが分からない……!?
 
【あらすじ】
第一話
再結成して初めての活動で、少年野球チームを応援することになった70歳の応援団「シャイニング」。練習の見学中、1人だけバットを与えてもらえず球場の隅を走る少年に出会う。「陸上部」と揶揄されても走りつづける補欠の彼がいたたまれず、団員の引間は、「これ以上努力しても無駄」という応援団の禁句を口にしてしまうが……。
 
→「努力は報われるって、本当?」と思ったことがあるあなたにおすすめ。
 
第二話
板垣団長の教師時代の教え子に頼まれ、「去年の10月31日のこと覚えてる? わからなかったら、離婚」という置き手紙の謎を解こうと奮闘するシャイニング。モヤモヤを抱える妻が、夫に覚えていてほしかった意外な思い出とは?
 
→「夫婦や恋人だからこそ、言いづらい」と思ったことがある、または、映画のエンドロールを見るのが好きなあなたにおすすめ。
 
第三話
「担任の先生が、生徒からいじめられてる」という相談がシャイニングに舞い込む。板垣団長は先生を救おうとするが、教師時代に自らが犯してしまった罪がよみがえり……。
 
→「がんばってる人に、なんて声をかけたらいいかわからない」「がんばれと言われるのがプレッシャーだ」と思ったことがあるあなたにおすすめ。
 
第四話
ついに、亡き仲間が応援したかった相手を突き止めたシャイニング。しかし本人に応援を届ける手段はただ1つ……お笑いコンテストに出場すること!?
 
シャイニングのマネージャー的存在で、画家の夢を持つ巣立の孫娘、希。かつて、憧れの画家から、「いいものはほめるし、悪いものは批判します。どちらにもひっかからないものは手短に。……巣立さんは、うまく描けてますね」と言われたことで、夢をあきらめかけていた。しかシャイニングのメンバーの必死さを見て、希の心も動き出す……?
 
第零話
えっ、そういうことだったの!? 52年の時を経て、応援団の再結成を託した本当の理由が明かされる。
 
→「どんでん返し、伏線回収」の好きな人におすすめ
※この話だけ読むのはおすすめしません

目次より

第一話 シャイニングスター
引間広志の世間は狭い

第二話 シャイニングメモリーズ
宮瀬実の恋は実らなかった

第三話 シャイニングワード
板垣勇美の震える一歩

第四話 シャイニングスマイル
巣立希は絶望を描く

第零話 シャイニングフューチャー
巣立進の時間は戻る
著者紹介
遠未真幸(とおみ・まさき)
1982年、埼玉県生まれ。失われた世代であり、はざま世代であり、プレッシャー世代でもある。ミュージシャン、プロの応援団員、舞台やイベントの構成作家を経て、様々な創作に携わる中で、物語の持つ力に惹かれていく。『小説新潮』に寄稿するなど経験を積み、本作を6年半かけて書き上げ、小説家デビュー。「AかBかではなく、AもあればBもある」がモットーのバランス派。
いつもの道を散歩するのが好きで、ダジャレと韻をこよなく愛す。
本作の執筆過程を綴った後書き「おかげで、書くのが楽しみになった」は下記で公開中。
https://note.com/tomi_masaki