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書籍の詳細

100年栄養

著者:川口美喜子

定価:1,540円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-4099-9 C0047
A5判並製 本文192ページ
2024年1月25日初版発行
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せっかく食べたのに「おばけタンパク質」になっているかも!?
「高齢者栄養ケア」「がん栄養」のエキスパートが教える
「食べられない」「食べているのに元気がでない」「食べ過ぎる」を解決する
長生き食べ方。

人生100年時代、人が生涯に「食べる」回数は格段に増えることとなりました。
1日3回の食事は、20年で21900回。
長寿により約2万回もの食事の回数が増えるわけです。
100年時代、生涯で約10万回の食事。
何をどう食べるかで、体も、脳も、心も変わります。
さぁ、60歳からは、食べ方を変えましょう。
本書では、高齢者の大問題、「低栄養」を解決して健康長寿をかなえる食べ方を
大学病院で絶大な信頼を集めた、高齢者栄養ケアの第一人者が伝授します。

目次より

中高年は「おばけタンパク質」にご用心!
◎糖質不足で、せっせと食べるタンパク質が「おばけタンパク」に!?
◎ご長寿さんが食べていたのはステーキだけではなかった
◎病気にならないために「アレは食べる」「コレは食べない」をやめなさい
◎「お水は1日2リットル」は呪い! 60歳以降の本当の「飲み方」
◎脱水症状を見る2つのチェックポイント
◎血糖コントロールは「決まった時間に食べる」ことから
◎タンパク質は「たくさんとる」より「いろいろとる」が正解
◎出かける日には「お米を3口増量」しなさい
「黒豆いりのお煎餅」で美味しく楽しく「嚙みしめ練習」
◎重い包丁と鍋を捨てて「ハンドブレンダー」を買い足しなさい
◎長生きの秘訣は、かかりつけの「歯医者さん」と仲良し
認知症の人の「食べる」の支え方
◎中年以降は「物語を語れるごはん」の回数を増やそう 

著者紹介

医学博士。大妻女子大学家政学部教授、管理栄養士。専門は「病態栄養学」「がん病態栄養」「スポーツ栄養」。島根大学医学部附属病院で栄養管理室長を務め、NST(栄養サポートチーム)を立ち上げるなど、“食事をとおした治療”に積極的に参加。現在は、大学で後進を育てながら、地域医療のパイオニアである「暮らしの保健室」(東京新宿区・江戸川区)などにて食事支援、がんになった人とその家族や友人などが訪れる「マギーズ東京」(東京豊洲)での栄養相談、在宅訪問栄養食事指導での栄養ケアも行う。病気や日々の暮らしに問題を抱える多くの人のために、卓越した栄養学の知識を具体的な食事に落とし込んで支援している。著書に『老後と介護を劇的に変える食事術』(晶文社)など。

担当編集者より一言

巻頭の写真にもある、江戸川区の「暮らしの保健室」を訪れると、大学にいるときとは違う、エプロン姿の川口先生がいらっしゃいました。食支援が必要な方へ食事を提供しながら、高齢者の食の現場を定点観測されている先生の、活動拠点のひとつです。川口先生がめざす「多くの方が、ずっと、幸せに食べられるように」を形にしたその空間で、たくさんのご高齢の方が、楽しそうに、食べて、話している姿が忘れられません。生きている限り続く「食べる」行為が、もっともっと幸せなものになりますように。

読者さまの声

高齢者の低栄養って?と思っていましたが、確かに60歳を過ぎて、一人暮らしだと生活全てが、雑になります。お腹がすけば、何か食べますが、自分だけのために何か作るのは、億劫でついついコンビニの安易な食品で済ませがちになります。とてもこの本、参考になりました。ありがとうございます。(神奈川県・女性・60代)

老い暮らしの教科書、参考書です。出会えて良かった!と嬉しいです。(山口県・主婦・75歳)

読んで良かったと本当に思える数少ない一冊です。主人が亡くなり子供達も独立して一人暮らしが長くなりました。ある時友人が「ちゃんと食べてる?」と聞きますので「死なない程度に食べてるわ」というのが私の返事でした。粗末な食事を反省し「認知症を遠ざける生活と食事」を実践しようと思っています。著者の川口先生はほんとうに素晴らしいさわやかな方ですね!(岩手県・主婦・81歳)

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