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すらすら読める新訳 自由論
著者:ジョン・スチュアート・ミル /
まえがき:成田悠輔 /
訳者:芝 瑞紀
定価:1,760円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-4172-9 C0030
B6変型判並製 本文288ページ
2024年10月10日初版発行
ISBN978-4-7631-4172-9 C0030
B6変型判並製 本文288ページ
2024年10月10日初版発行
「自由は狂気と表裏一体だ」成田悠輔氏が「まえがき」を執筆。
165年を経た現代SNS社会にも通用する必読の名著!
「この本は『社会は個人に対し、どのような権力を、どの程度まで行使できるか?』について書いたものだ」とミルは言います。そして、「人は他人に危害を加えない限り自由だ」と主張します。しかし、「人の意見は反対意見を受け入れて考察されることによってさらに高まっていくのだ」とも述べています。19世紀において世界に、そして日本にも大きな影響を与えた哲学者の思索であり、イギリス経験主義哲学の極致とも呼ばれるそうです。その内容は現代人にも必ず役立つに違いありません。
目次より
第1章 はじめに
第2章 思想と言論の自由
第3章 幸福の要素としての個性
第4章 社会の権威が個人に対してできること
第5章 原理を適用する
第2章 思想と言論の自由
第3章 幸福の要素としての個性
第4章 社会の権威が個人に対してできること
第5章 原理を適用する
著者紹介
19世紀で最も影響力のあったイギリスの哲学者。1806年生まれ、1873年没。政治哲学者、経済思想家でもあり人文・社会科学の数多くの領域において大きな業績を築いた。晩年は自ら社会主義者を名乗っている。彼は自然主義者であり、功利主義者であり、自由主義者であり、その著作はイギリス経験主義哲学の極致とも呼ばれる。著書に『論理学体系』(1843年)、『自由論』(1859年)、倫理学理論を代表するとされる『功利主義論』(1861年)などがあり、現在でも読み継がれている。
まえがき紹介
夜はアメリカでイェール大学助教授、昼は日本で半熟仮想株式会社代表。専門は、データ・アルゴリズム・ポエムを使ったビジネスと公共政策の想像とデザイン。ウェブビジネスから教育政策まで幅広い社会課題解決に取り組み、企業や自治体と共同研究・事業を行う。報道・討論・バラエティ・お笑い・アートなど多様なテレビ・YouTube番組の企画や出演にも関わる。著書『22世紀の民主主義:選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』(SBクリエイティブ)、番組「夜明け前のPLAYERS」「成田悠輔と愛すべき非生産性の世界」など。東京大学卒業、マサチューセッツ工科大学(MIT)にてPh.D.取得。
訳者紹介
英語翻訳者。青山学院大学総合文化政策学部卒。訳書に『ある特別な患者』『すらすら読める新訳 フランクリン自伝』(ともにサンマーク出版)、『シャンパンの歴史』(原書房)、『裏切り者は誰だったのか』(共訳、原書房)、『約束の地』(共訳、集英社)などがある。
担当編集者より一言
ミルは危害を加えない限り人は自由を認められなければならないと言っています。そしてその自由が天才を生みだし、人類の発展をもたらすのだと。しかし、本書が刊行されて165年経った今でも国や社会の圧力によって生きづらさを感じる人は多いのではないでしょうか? また、その自由を享受したつもりでSNSによって他人を傷つけ、抹殺さえしてしまう人もいるのではないでしょうか? 成田悠輔氏の「まえがき」が胸に刺さります。
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