サンマーク出版

書名 育ててくれて、ありがとう
著者情報 作者 絵・文: 葉 祥明
定価 1500円 (10%税込)
ISBN 978-4-7631-9444-2 C0095
体裁 B5変型判上製 本文48ページ
初版発行日 2002年9月10日
内容のご紹介
ハンディキャップという言葉から、何を思い浮かべますか。自分には関係のない世界のこと――多くの人は、そんなふうに感じていることと思います。
本書は、ハンディキャップという言葉を通して、子どもを育てる意味を考える絵本です。本書のなかで「ボク」は、「人は誰もが人生のチャレンジャー」で、ハンディキャップはそのための条件の一つだと語っています。
作者は、女性に人気の絵本作家・葉祥明さん。シリーズ既刊『おなかの赤ちゃんとお話ししようよ』『生まれた赤ちゃんとお話ししようよ』『生んでくれて、ありがとう』『子どものこころを感じてみようよ』は、妊娠・出産・子育て中の女性のあいだで静かなブームを巻き起こし、おかげさまで17万部を超えるロングセラーとなっています。
プレゼントにも喜ばれる、味わい深い絵本です。

ボクがママのこどもにうまれたのは、
ママにあいたかったから。
ママのあいを、だれよりもひつようとしたから。
そして、ボクがパパのこどもにうまれたのは、
パパのゆうきを、だれよりもひつようとしたからなんだ。
――本文より


著者紹介
葉 祥明(よう・しょうめい)
画家・詩人・絵本作家。1946年、熊本市に生まれる。72年、初めての創作絵本『ぼくのべんちにしろいとり』を出版、イギリス、フランス、スウェーデンで発刊。90年、絵本『風とひょう』がボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞する。96年、絵本『地雷ではなく花をください』(自由国民社)で日本絵本賞読者賞受賞。主な絵本作品に、『おなかの赤ちゃんとお話ししようよ』『生まれた赤ちゃんとお話ししようよ』『生んでくれて、ありがとう』『子どものこころを感じてみようよ』(小社)、『イルカの星』『宇宙からの声』(佼成出版社)、『森のささやき』(中央出版)など。また、主な詩画集に、『心に響く声』(愛育社)、『風にきいてごらん』(大和書房)などがある。