- HOME
- 書籍の詳細
本の下部にある「立ち読み」ボタンをクリックしていただくと、今お使いのブラウザでお読みいただけます。
※「立ち読み」のデータは刊行前のものもございます。刊行されたものと異なる場合がございます。ご了承ください。
本の冒頭部分をお楽しみいただけますが、閲覧環境により表示に違いが生じることがございます。
※紙の本のレイアウトやデザインを確認されたい場合は、紙の立ち読み(「立ち読みする(無料)」)をお試しください。
(本書あとがきより抜粋)
人は過ちを犯す生き物だ。生きていればきっと間違う事がある。それが大きいか小さいかで人生が変わることもある。間違わずに生きることばかり考えて生きていると人生が小さなものになって行くし、間違いを怖れずに突っ走ると間違ったときの怪我は大きい。そうして「間違った」と自分で認識したとき、どう対処するかという所でその人の心が試される。誤魔化そうとする自分が居る、しらばっくれる自分が居る、逃げ出す自分が居る、そうしてきちんと自分の責任と立ち向かう自分が居る。
著者紹介
主な著書に『絶対温度』『心の時代』(ともに、サンマーク文庫)、『せとぎわの魔術師』(講談社文庫)、『日本が聞こえる』(毎日新聞社)、『精霊流し』『解夏』(幻冬舎)、『ふうせんのはか』『おばあちゃんのおにぎり』(ともに、くもん出版。後者は第13回ひろすけ童話賞受賞)などがある。
画家紹介
絵本作品に『ひびけひびけばいおりん』『だれもしらない』(至光社)、『ほしのたびびと』『かぜのたびびと』『くませんせい』(ひさかたチャイルド)、『ぼくのベッドはおつきさま』(教育画劇)、『はい!こちらくまタクシー』(フレーベル館)などがある。
読者さまの声
この歌をはじめて聴いた時、あまりにせつなくて、もう2度と聴きたくないと思ったほどでした。その後、裁判所でこの曲が使われた、とのニュースを知りました。その時私は首をかしげてしまいました。この主人公と少年の立場があまりにもちがうからです。裁判官の意図することがわからないでもないのですが、ちょっと短絡的じゃないかな、などと自分勝手なことを思ったりしました。 今回、本を読んで新しいことに気がつきました。今までは主人公=加害者のことしかみえていなかったのですが、被害者の気持ちに気がついたのです。もしも私が被害者だったら・・・これだけ償われても許すことができるだろか・・・。ストーリーはわかりきっていたのですが、歌で聴くのと、本で読むのとはちがうものだなと感じました。被害者の涙を初めて感じました。(秋田県・パート・女性・48歳)
こんなに重いテーマをこんなに少ない字で表現してあるなんて…と思う。絵もほんとにキレイで、本は伝えるものなんだなぁとつくづく思いました。あとがきまで人の過ちを犯す生き物だと書いてある。本当にその通りだと思う。過ちの大きい小さいで人生が変わる。本当に重いテーマだと思う。(広島県・主婦・40歳)
毎月10名の方に抽選で図書カードをプレゼント