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書籍の詳細
償(つぐな)い

償(つぐな)い

著者:さだまさし /
画家:おぐらひろかず

定価:1,320円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-9486-2 C0095
A5判上製 本文44ページ
2003年1月25日初版発行
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絶大な支持を集める“さだまさしの「詞の世界」”を、当代きっての画家たちが感性豊かに描く絵本シリーズの第3弾は『償い』。「過ち」と「許し」について、実話をもとに深く心に問いかける感動作です。2002年春、殺人を犯した少年達の説諭に、ある裁判官がこの詞を読ませて反省を促し大反響を呼んだ話題曲を、抒情的・繊細なタッチで人気のおぐらひろかず氏が心を込めて描きました。

(本書あとがきより抜粋)
人は過ちを犯す生き物だ。生きていればきっと間違う事がある。それが大きいか小さいかで人生が変わることもある。間違わずに生きることばかり考えて生きていると人生が小さなものになって行くし、間違いを怖れずに突っ走ると間違ったときの怪我は大きい。そうして「間違った」と自分で認識したとき、どう対処するかという所でその人の心が試される。誤魔化そうとする自分が居る、しらばっくれる自分が居る、逃げ出す自分が居る、そうしてきちんと自分の責任と立ち向かう自分が居る。

さだまさし

著者紹介

1952年、長崎市生まれ。バイオリン修行のため中学1年で上京。しかし、高校受験失敗を機にバイオリンの道をあきらめる。その後、國學院大学に進むが、72年に中退し、吉田政美とグレープを結成。2枚目のシングル『精霊流し』が大ヒット、同曲で第16回日本レコード大賞作詞賞を受賞。ソロデビュー後も『雨やどり』『関白宣言』『親父の一番長い日』『防人の詩』など、情緒あふれる詞曲が幅広い層に支持される。活動の中心は年間100回を超えるコンサートと、これまでに80タイトルを数えるアルバムリリース。
主な著書に『絶対温度』『心の時代』(ともに、サンマーク文庫)、『せとぎわの魔術師』(講談社文庫)、『日本が聞こえる』(毎日新聞社)、『精霊流し』『解夏』(幻冬舎)、『ふうせんのはか』『おばあちゃんのおにぎり』(ともに、くもん出版。後者は第13回ひろすけ童話賞受賞)などがある。

画家紹介

1952年、東京都生まれ。92年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展にて最優秀イラストレーター賞受賞。絵本制作を中心に、幼児教育誌、教科書、副教材などの挿絵、表紙絵、CDジャケット、カレンダー、タオル、ジグソーパズルなどのイラストを手掛けている。
絵本作品に『ひびけひびけばいおりん』『だれもしらない』(至光社)、『ほしのたびびと』『かぜのたびびと』『くませんせい』(ひさかたチャイルド)、『ぼくのベッドはおつきさま』(教育画劇)、『はい!こちらくまタクシー』(フレーベル館)などがある。

読者さまの声

この歌をはじめて聴いた時、あまりにせつなくて、もう2度と聴きたくないと思ったほどでした。その後、裁判所でこの曲が使われた、とのニュースを知りました。その時私は首をかしげてしまいました。この主人公と少年の立場があまりにもちがうからです。裁判官の意図することがわからないでもないのですが、ちょっと短絡的じゃないかな、などと自分勝手なことを思ったりしました。 今回、本を読んで新しいことに気がつきました。今までは主人公=加害者のことしかみえていなかったのですが、被害者の気持ちに気がついたのです。もしも私が被害者だったら・・・これだけ償われても許すことができるだろか・・・。ストーリーはわかりきっていたのですが、歌で聴くのと、本で読むのとはちがうものだなと感じました。被害者の涙を初めて感じました。(秋田県・パート・女性・48歳)

こんなに重いテーマをこんなに少ない字で表現してあるなんて…と思う。絵もほんとにキレイで、本は伝えるものなんだなぁとつくづく思いました。あとがきまで人の過ちを犯す生き物だと書いてある。本当にその通りだと思う。過ちの大きい小さいで人生が変わる。本当に重いテーマだと思う。(広島県・主婦・40歳)

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