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書籍の詳細

「抜く」技術

著者:上原春男

定価:1,760円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-9657-6 C0030
四六判上製 本文198ページ
2005年11月25日初版発行
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成長する人や組織・製品には絶妙な「抜き」がある!

注目の次世代エネルギー「海洋温度差発電」の世界的権威が伝授する、成果を最大限に高めるための方法とは? 仕事でも、武道でも、芸術でも、そして人生でも、がむしゃらに「押す」だけでは成果ははかばかしくありません。絶妙な「押し」と「抜き」のバランス。成長する人や企業、そして芸術家や武道家たちはそれを心得、自らの柱の一つとしています。
私たちはつい、押すことがもっとも効果的で力も強いと考えがちですが、実は力を最大限得るには、そこに力を抜くという逆の要素を活用することが重要になってくるのです。

目次より

●力のある人ほど力の「抜き方」を知っている
●生活のなかの「すき間」は生きやすさのコツ
●「記憶を抜く」という精妙な脳の仕組み
●力みを抜くと集中力が高まる理由
●余白ほど雄弁なものはない
●商品陳列は「何を並べないか」を考える
●売れ方でなく「捨てられ方」を視野に入れた商品開発
●アイデアは苦情という逆風に乗って届けられる
●逆境でこそ周囲に礼を尽くす「引く姿勢」
●真っ向から押しの勝負を挑むべきとき


著者紹介

NPO法人OPOTEC(海洋温度差発電推進機構)理事長。全世界から注目を集める将来のエネルギー「海洋温度差発電」の世界的権威。工学博士。
伝熱工学や発電システムを研究中、科学技術の発達、企業の成長、人間の成功など、成長発展するものにはすべて共通する原理があることを発見し、独自の「成長の原理」を編み出す。その原理は、国の地域産業振興策、企業の製品開発などにつぎつぎに応用され、政治家やトップ財界人、経営者から絶大な信頼を集める。
これまで指導した企業は700余社、株式公開する企業や年商100億円、1000億円を超える、日本を代表する企業が続出している。
氏の30年にわたる構想である「海洋温度差発電」は実用段階に入り、再生可能な夢のエネルギーとして各方面から注目の的となっている。
1940年、長崎県生まれ。1963年、山口大学文理学部理学科卒。九州大学生産科学研究所講師、佐賀大学理工学部助教授を経て、1985年、同学部教授。1996年に同学部長、2002年には佐賀大学学長に就任。退官後、2005年、NPO法人海洋温度差発電推進機構を設立。著書は『成長するものだけが生き残る』(小社刊)、『成長の原理』『創造の原理』(ともに日本経営合理化協会出版局)他、多数。

担当編集者より一言

「本当にすごい人は、肩の力が抜けている」。本書にもいたるところに出てくる言葉ですが、著者の上原先生はまさにこの言葉を体現されている方。先生の絶妙な「間」と、こちらに無用な緊張を強いることのないお人柄には、いつも感激してしまいます。先生に一度お会いすれば、きっとファンになってしまいますよ。先生の研究「海洋温度差発電」もこの「抜く」というテーマの下に構想されたものだというお話はとっても興味深いものでした!

読者さまの声

改めて、押すだけではなく「引く」ことの重要性を感じた。仕事を楽しめる環境を創造して生きたい。(埼玉県・会社員・男・47歳)

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