稲盛和夫ＣＤブックシリーズ　いま、「生き方」を問う（２）　経営に求められる力

著者：稲盛和夫

定価：1,870円（10％税込）
ISBN978-4-7631-9832-7 C0030
四六変型判上製　本文82ページ
2008年4月25日初版発行

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経営者がもつべき「三つの力」とは？
稲盛和夫が自らの声で紡ぐ経営哲学の神髄。

世界的大企業である京セラ、ＫＤＤＩを創業し、成功に導いた当代随一の経営者である著者が、その経営哲学の全体像を肉声で語ります。
これまで長年にわたって培われてきた経営に対する考え方を、自身の体験や豊富な例を挙げながらわかりやすく説明。経営者として欠かすことのできない「自力」「他力」「自然の力」という３つの要素を、文章だけではなく、音声を通しても心で吸収できるＣＤブックです。
大手企業や老舗企業の倫理喪失が指摘されるなか、単に利益や売上といった事象だけに留まらず、「人としてどうあるべきか」という根本の生き方から問うことのできる経営のあり方は、あらゆる事業において肝要な指針を示してくれます。

目次より

● まずビジネスとして成り立つか検証する
● 「経営十二か条」を着実に実行していく
● 心で結ばれたパートナーシップが大切
● 全従業員の信頼と協力は欠かせない
● よい思い、よい行いがよい結果を生む
● 自然が力を分け与えてくれるとき
● 「自利利他」のすばらしい経営をめざせ

(0.98M 時間2分08秒) ※ＡＤＳＬ以上のブロードバンド回線をお勧めします

著者紹介

稲盛和夫（いなもり・かずお）

１９３２年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。５９年、京都セラミツク株式会社（現・京セラ）を設立。社長、会長を経て、９７年より名誉会長。また、８４年に第二電電（現・ＫＤＤＩ）を設立、会長に就任。２００１年より最高顧問。１９８４年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他に、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成にも心血を注ぐ。
主な著書に『生き方』（小社）、『稲盛和夫の哲学』『心を高める、経営を伸ばす』『成功への情熱』（いずれもＰＨＰ研究所）、『ガキの自叙伝』『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』（いずれも日本経済新聞社）、『君の思いは必ず実現する』（財界研究所）、『人生の王道』（日経ＢＰ社）など。

担当編集者より一言

「やさしくて力強い声」というものがあれば、きっと誰しも耳にしてみたい、と考えるのではないでしょうか。僕がこのＣＤブックの音声を聴いたときに感じたのは、まさしくその「やさしくて力強い声」そのものでした。一般的に経営者というと、「厳しさ」や「強さ」、「決断の早さ」、「たくましさ」といった形容と結びついてイメージされることが多いと思いますが、稲盛先生の声からは、経営者のカリスマだからこそ培われた「やわらかさ」や「やさしさ」といった人柄があふれています。いままで様々な著書で説かれてきた稲盛哲学ですが、このＣＤブックではただ読むことを通して「頭」で理解するだけでなく、目と耳の感覚を通じてその神髄を「心」から受け取れるようになっています。どうぞ繰り返し聴いてみてください。