サンマーク出版

書名 わが家の母はビョーキです
著者情報 著者: 中村ユキ
定価 1200円 (10%税込)
ISBN 978-4-7631-9871-6 C0095
体裁 A5判並製 本文167ページ
初版発行日 2008年11月25日
内容のご紹介

母が精神科に通い始めたとき
私はまだ4歳でした――。
31年間の想いが詰まった感動のコミックエッセイ!

11月30日(水)の「ザ・世界仰天ニュース」で紹介され、
「とにかく感動した」「泣いた!」と大反響!

これは、精神病にかかったお母さんを持つ、著者の実話を描いたコミックエッセイです。
近年、「うつ」という言葉が一般に浸透したことで、実は、とても多くの人が心の病気で悩んでいるということが明らかになりました。著者のお母さんもその一人……。ただし、診断の結果は「うつ」ではなく、うつに次いで多い「統合失調症(トーシツ)」です。
昔は「精神分裂病」と言われていたこの病気、なんと100人に1人の割合で発症しています。これはがん患者と同じ割合です。でも、どうしてあんまり聞いたことがないのでしょうか。その裏には家族のやりきれない想いがあったのです……。
本書では「統合失調症」とはどんな病気なのか、どうやって回復するのか、どんな思いを抱いているのか、そして当事者とどう関わっていけばいいのかを家族の視点から描きました。また、看病されるお母さんと看病する娘の、心と心のぶつかり合い、通じ合いを深く鮮明に描いた作品にもなっています。
「ときにはイヤになるけれど、今では幸せな生活を送っています」。そんな著者の姿が、間違いなく胸を打つ一冊です。

目次より

◎ストレスフルな生活と発病
◎幻聴に従う
◎死にたい…
◎やっぱり同じお母ちゃん
◎退院と15kg
◎一度も恋をしたことがない
◎プチうつな私
◎副作用がつらい…
◎100人に1人のビョーキ
◎プロポーズに苦悩
◎家族一緒に…
著者紹介
中村ユキ(なかむら・ゆき)
大阪府出身。猪突猛進タイプの双子座O型。
百貨店を退職して上京、マンガ家に。その後、知人の紹介で入ったアシスタント先の先輩であるタキと結婚する。現在はフリーのマンガ家として、紙媒体およびWeb上で活躍中。
特技は長時間のマシンガントークと引っ越し。著書に『夫婦三昧』(角川SSコミュニケーションズ)がある。