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1913年刊行、100年近く読み継がれる夫婦の掟。
イギリスに精通する井形慶子による監訳本。
しかし、これが不思議なほど本質を突く。すべてが「DON’TS」で始まる項目は、「こんな細かいことまで」とクスリとしつつも、グサリと刺さる珠玉の言葉たちである。夫婦間の名言集とでも言おうか。
しかも驚くべきことに、この本(原題:DON’TS FOR WIVES)はなんと初版が1913年。第一次世界大戦前の古きよきイギリス、「夫が働き妻は家」という今とはずいぶん状況の異なる当時にあって、この本は異彩を放ったことだろう。
事実、この本は1913年に初版発行されたのち、20年間にわたって増刷され続け、A&C Blackという英出版社の創業200年を記念して復刻版が作られたという代物だ。
夫婦は、今も昔も変わらない。生活様式やとりまく環境と考え方はまるで違っても、そこには2種類のまったく違う生き物が、何とか互いとうまくやろうと工夫を試み、さじを投げ、寄り添いあって、また離れて、それを繰り返す。本書はそのための秘訣、いや、そのためにしてはいけない「禁じ手」を並べており、とても明快で潔い。
今回、現代にそぐわない部分も、あえてすべては排除せず、古から脈々と続く夫婦という絆に思いを馳せながら本書を編集した。
100年も前につむがれた言葉に、私たちがいまこの場所で「うまい!」と膝を打ったり、胸を射抜かれたり、反省させられたり、元気づけられたりする。イギリス生活史の一面を垣間見ると同時に、100年前から届けられた言葉の力を感じていただければ幸いである。
【内容より】
・ のどまで出かかっても、夫に「だから言ったでしょ」と言ってはいけない。言っても何の得にもならないが、言わないでおけば夫は感謝する。
・ 愛が冷めてきたからといって、取り戻さんがために説教してはいけない。いつも以上に魅力的に装い、夫の好物をそろえたおいしい夕食を用意しよう。
・ 夫の機嫌のよさに水を差してはいけない。バスルームでは声のかぎりに歌わせ、二階では自由に調子っぱずれの口笛を吹かせよう。上機嫌の夫がいることをありがたいと思おう。
・ 夫が紫のネクタイに、黄緑の靴下を合わせているのを見過ごしてはいけない。あいにく夫に配色のセンスが欠けているようなら、無理やりにでも替えさせるべきだ。ただし、夫のファッションセンスをあからさまにけなしてはいけない。やさしく説得して、センスアップに協力しよう。
・ 「男はエサで釣れ」という名文句を忘れてはいけない。何事も、夫がおいしいと満足するかどうかだ。
・ 一事が万事、と早合点してはいけない。夫にちょっとした女遊びの疑いが浮上しても、女性の存在に気づいても、騒ぎ立ててはいけない。かならずしもそうとはかぎらないし、夫にも男の「性」はある。とはいえ、夫というものは、最終的にかわいい子羊ではなく、長年連れ添った雌羊を選ぶものだ。
著者紹介
監訳者紹介
担当編集者より一言
読者さまの声
結婚して8年、忘れていたことを思い出した。反省した。夫編も買ってダンナにも読ませよう。本が嫌いな人ですが、読みやすくてこれなら読んでくれそう。(東京都・主婦・37歳)
私はまだ結婚していませんが、男性とお付合いする上でもとても参考になりました。男のプライドを満たしてあげること、私自身が魅力的であることが大事だと思いました。友人にも紹介しようと思います。(千葉県・会社員・女性・31歳)
結婚して40年になりますが、この本に書いてある事例に色々なことを思い出しました。できていること、できてなかったこと、半々ぐらいでしたね。それでもこの年までどうにかうまくやってこれました。(東京都・主婦・65歳)
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