サンマーク出版

書名 好きなことに、バカになる
著者情報 著者: 細野秀雄
定価 1400円 (10%税込)
ISBN 978-4-7631-9995-9 C0030
体裁 四六判並製 本文207ページ
初版発行日 2010年3月30日
内容のご紹介

日本が世界に誇る科学者の、
ものごとの本質をつかむ思考法とは?

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」「爆笑問題のニッポンの教養」に出演し、大きな反響を巻き起こした材料科学者・細野秀雄氏による渾身の一冊!
これまでに、高性能なガラスのトランジスタ(半導体)の発明、セメントの金属化(電気の流れるセメントの発見)など、科学界の常識を覆す発見を続け、世界から注目を浴びてきた著者。特に近年の、「鉄」系超伝導物質の発見という功績は大きく、その発見を報告した論文は2008年に「引用件数」で世界一を記録するという快挙を成し遂げています。
 
ではなぜ、著者はそれほど大きな発見を連発できるのか?
また、うまくいく人とそうでない人は、いったい何が違うのか?
 
その答えのひとつが「好きなことに本気になること」です。
著者は、「新発見は、あるチーム、ある人物に集中する」と述べていますが、好きなことをとことん突き詰めた人には、成功するための「考え方」が身につくのです。
そこで本書では、独自の道を究めた著者だからこそ見えてきた、「ものごとの本質」をつかむ思考法と、世界的発見にいたる数々のドラマをご紹介いたします。
世界が注目する発見は、いったいどうやって生まれたのか?
あなたも、歴史的発見の目撃者になってみてください! 

【本文より】
○人生にきらいなことをしているヒマなどない
○議論は怒鳴り合うくらいがちょうどいい
○迷ったときに「動ける人」がうまくいく
○なぜ「おめでとう」ではなく「ありがとう」といわれたのか
○偶然に頼る人は失敗し、偶然を活かす人は生き残る
○一年に一日だけ世の中の役に立つことを考える
○「ものづくり」という言葉は大きらい!
○幸せは「消去法」で見えてくる

著者紹介
細野秀雄(ほその・ひでお)
東京工業大学フロンティア研究機構&応用セラミックス研究所教授。
1982年東京都立大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。
名古屋工業大学工学部助手、助教授、東京工業大学助教授、分子科学研究所助教授を経て、99年東工大応用セラミックス研究所教授。2004年10月より現職。専門は無機材料科学。「ありふれた材料」から数々の新発見を生み出し、世界的に注目を集める科学者。特に、高性能なガラスのトランジスタ(半導体)の発明、セメントの金属化(電気の流れるセメントの発見)、鉄系超伝導物質の発見の三つの功績は世界に衝撃を与えた。鉄系超伝導の発見を報告した2008年の論文は引用件数で世界一を記録。科学雑誌『Science』の「Breakthrough of the year」にも選ばれる。これまでに紫綬褒章、藤原賞をはじめ、文部科学大臣表彰、服部報公賞、井上学術賞、 本多フロンティア賞など数多くの賞を受賞している。数々の功績を称して「現代の錬金術師」といわれることも。現在、もっとも注目を集める科学者の一人である。