生きているかぎりトラブルはつきもの。それは自分ではどうしようもできません。でも、目の前に問題が起こったとき、“どう向き合うか”は自分で決められると思うんです。たとえば、自転車がこわれたとき。「最悪……」と落ちこむこともできますが、「新しい自転車が買える!」とよろこぶことだってできます。
もしくは「ちょうどよかった!健康のために歩こうと思ってた!」と言っちゃえば、自転車も買わなくていいですし、歩けばほんとうに健康になるかもしれない。つらいことが少しでも楽に、少しでもたのしく、少しでも笑顔に! これからたくさんの壁に出くわす子どもたちにとって、その壁をのりこえるだけじゃなくて、ひょいと横を通りすぎるような、そんな「ユーモア」と「アイデア」のタネに、この本がなればうれしいです。
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