HISTORY
サンマーク出版のあゆみ
「一冊のエネルギー」を世に届けて50年。
そのとき、そのときの時代に合わせて、一人ひとりの心に寄り添う一冊を、私たちは、つくり続けています。
1971-2020
HISTORY
「一冊のエネルギー」を世に届けて50年。
そのとき、そのときの時代に合わせて、一人ひとりの心に寄り添う一冊を、私たちは、つくり続けています。
1971-2020
1971
枻川惠一を創業社長として4人のメンバーで(株)教育研究社設立。
1981
(株)サンマーク出版に社名変更。
『母原病』(久徳重盛・著)シリーズが80万部を超えるベストセラーとなり母原病ブームを巻き起こす。
50.5万部
23.3万部
1990
『ヤングアダルト情報源』シリーズがミリオンセラーとなり、ヤング世代のバイブルとして定着する。
20.5万部
1992
『これから10年 生き方の発見』(船井幸雄・著)がベストセラーとなり、シリーズ化される。
17万部
1993
『地球を救う大変革』(比嘉照夫・著)において画期的新技術EMを国内で初めて紹介し、話題を呼ぶ。
26.5万部
1996
『脳内革命』(春山茂雄・著)が続編と合わせて540万部の超ベストセラーとなり、一大社会現象となる
26万部
『脳内革命』が出版されたのは1995年。この年の1月には阪神・淡路大震災、3月には地下鉄サリン事件が発生。日本人は平穏な日常が一瞬にして崩壊することを知った年でした。そんな中で世に送り出された『脳内革命』。逆境にあっても、こころを平静に保ち、プラス思考でいることで心身ともに健康でいられることを、欧米の最新知見と実際の症例をもとに明らかにしたこの本は、410万部というケタ外れの大ヒット作となりました。
「この本が出たのは5月ですが、世情はまだ騒然としていました。精神的に落ち着かず、苦しさとか厳しさとか、そういうものが世の中を覆っていましたね。そこにこの本が出た。当時としては新しいメッセージでしたが、それが世情の求めていたものと合致したのだと思います。大衆、とくに女性に広く届くよう、当時は異例だったテレビCMや多面的な新聞広告展開で、増刷に増刷を重ねました。戦後2番目のセールスを記録した、歴史的な一冊となりました」(編集担当・代表取締役社長植木宣隆)
134万部
1997
『神との対話』(ニール・ドナルド・ウォルシュ著)シリーズ刊行開始。『生命の暗号』(村上和雄・著)がベストセラーとなる。
20.5万部
25万部
1998
『小さいことにくよくよするな!』(リチャード・カールソン著)がミリオンセラーとなる。
20万部
24万部
海外発のベストセラーの種を見つけ、日本で花咲かせることも、サンマーク出版の本づくりのひとつのテーマです。サンマーク出版の数々の翻訳書ベストセラーのなかでも『小さいことにくよくよするな』は、1998年の初版発行当時から大きな話題をさらいました。日本に本書の原書版『DONʼT SWEAT THE SMALL STAFF』の情報が来た時点では、アメリカでも中程度のヒットの段階だった本書。ですが、当時の翻訳書担当編集者は「これは盲点を突いたメッセージだ」とこの本の可能性に気づきます。翻訳出版は、人気作は他の出版社との競合になることがほとんど。本作も同様に、アメリカで発行部数が増えるにつれ、権利の価格もどんどん上がっていきました。当時を振り返り、植木はこう言います。「担当編集者の作成した本の概要のレジメを読んで、僕も面白いと思った。これはありそうでなかった本だったから。価格が上がろうとも、『これは絶対にやる』と、思い切った金額を提示して、版権を獲得しました」その後、本国では売れ行きが伸び続け、日本の初版発行時には500万部に到達。日本の初版帯に記された「全米500万部の大ヒット」の看板に偽りなく、本の実力は本物でした。その年に100万部到達し、2000年1月に170万部まで広がります。サンマーク出版で3番目のミリオンセラーとなりました。
2001
韓国No.1ベストセラーの邦訳『英語は絶対、勉強するな!』シリーズが50万部突破。
28.4万部
23万部
2002
水の結晶写真を満載した『水は答えを知っている』(江本勝・著)が13万部突破のロング・ベストセラーとなる。
17万部
2003
『「原因」と「結果」の法則』(ジェームズ・アレン著)が35万部のベストセラーとなる。
20万部
67万部
2004
京セラ、KDDIを創業した稲盛和夫氏の集大成『生き方』が21万部を超えるベストセラーとなる。
24万部
2004年7月に刊行後、9年目の2013年3月に100万部を達成。世代を変えながら、現在も広がり続けるロングベストセラー。日本を代表するカリスマ経営者でありながら仏門に帰依する傑物・稲盛和夫氏の決定版といえる『生き方』は、いつの時代にも人の心をやわらかく照らし、道しるべとなり続ける人生哲学の金字塔。稲盛氏が長年語ってきた「人間としてどう生きるか」の一点を見つめて編んだ渾身の一冊と言える本書の生みの親である斎藤竜哉プロデューサーはこう話します。
「サンマーク出版の強みは、著者の最も良いところを引き出して本にすること。稲盛先生にその強みをわかってもらおうと思い、見本原稿をつくることにしました。本はもちろん、講演録や経営者向けのテキストなど、あらゆる資料を集め、ホテルに缶詰になり読み込みました。段ボール1箱分くらいありましたね(笑)。その甲斐あって出版が実現しましたが、稲盛先生が校正時に『これは本当に私の言いたいことがすべて入っている』と、秘書の方の手を握りしめたということを伝え聞きました。このときは言葉に尽くせないうれしさがこみ上げました」
2005
『きっと、よくなる!』(本田健・著)が20万部、『病気にならない生き方』(新谷弘実・著)が37万部のベストセラーとなる。
20万部
「まだ世間が知らないすごい人を見つけて本にする」これはサンマーク出版の本づくりのテーマのひとつといえるでしょう。『病気にならない生き方』の著者・新谷弘実医師もそのひとりです。アメリカ在住のため、日本での知名度こそ低かったものの、米国の著名人はもちろん、日本の元総理大臣まで、VIPの「主治医」として絶大な信頼を誇る名医。「全米ナンバーワンの名医が教える、それまでの常識を覆す新しい生活習慣」は、発売後すぐに話題になり、刷を重ねます。新谷医師と親しい各界の著名人による対談やコメント、読者の感想の声を広告に掲載するなど、数々の取り組みが実を結び、担当編集者の「この人を100万人に知らしめたい」という執念のこもった本書は、1年で100万部を突破しました。
「著者の新谷医師に最初にお会いしたときに、これはミリオンセラーになると確信し、企画書に『100万部挑戦企画』と書きました。ミリオンに到達したときは、うれしいというよりもほっとしたという感じでした」担当編集者の執念は、周囲を巻き込み、全社一致の執念となって目標達成を導きました。
2006
『千円札は拾うな。』(安田佳生・著)が30万部、『夢をかなえる勉強法』(伊藤真・著)が20万部のベストセラーとなるなかで、『病気にならない生き方』が発売1年でミリオンセラーとなる。
30万部
21万部
2007
『病気にならない生き方2 実践編』(新谷弘実・著)が34万部、また、2004年刊行の『生き方』が増刷を重ね、累計55万部を超えるロングセラーとなる。
34万部
22万部
2009
『体温を上げると健康になる』(齋藤真嗣・著)が70万部のベストセラーとなる。また、『生き方』が10月に再び注目を浴び、66万部を突破。
70万部
2010
『脳からストレスを消す技術』(有田秀穂・著)が20万部のヒットとなる。また、9月に発売した電子書籍アプリ『一歩を越える勇気』(栗城史多・著)が1万ダウンロードを超えるヒットとなる。
26万部
2011
『人生がときめく片づけの魔法』(近藤麻理恵・著)が110万部、『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(小林弘幸・著)が32万部、『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』(亀田潤一郎・著)が23万部、『心を上手に透視する方法』(トルステン・ハーフェナー著)が22万部のベストセラーとなる。
23.5万部
52万部
43万部
2015年、TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、全米に大ブームを巻き起こした「こんまり」こと近藤麻理恵さん。『人生がときめく片づけの魔法』は2011年に日本でミリオンセラーとなると、その勢いは海を超え世界中を席捲します。米国だけで400万部、全世界で1200万部を超える、日本の出版史上に残る本となりました。出版当時は無名だったこんまりさんですが、担当編集者の第一印象は鮮烈でした。「こんまりさんは『本を出したい人』のためのスクールの受講生でした。彼女のプレゼンを見たとき僕の頭の中には、彼女がテレビに出ている映像がはっきりと浮かんだんです」 手繰り寄せたご縁の糸を、大きな成果に結びつけるべく、担当編集者だけでなく会社全体が奔走します。出演番組の放送日に間に合わせるべく製作進行を前倒しするために、製作課は印刷所に掛け合い、営業部は文字通り本を持って書店を駆け回りました。そのかいあってか、発売開始後すぐに大反響となり、ベストセラー街道を走り始めます。しかしその最中、東日本大震災が起こります。日本中が悲嘆に暮れるなか、本の動きも停滞。ですが、本のエネルギーがなくなったわけではありません。世の中が少しずつ前を向くにつれ、本も息を吹き返します。広告も攻勢に転じると、売れ行きは急拡大。さまざまなテレビが取り上げ、2011年9月、ついにミリオンセラーに到達。その後の世界中の「こんまりブーム」の始まりとなりました。一冊一冊の本が読者の生きるエネルギーとなってほしい――。サンマーク出版の根底に流れる「思い」を背負ったこの本は、日本だけでなく世界中へ広がっていきました。
2012
『「空腹」が人を健康にする』(南雲吉則・著)が50万部、『営業マンは「お願い」するな!』(加賀田晃・著)が20万部、『人生がときめく片づけの魔法2』(近藤麻理恵・著)が26万部のベストセラーとなる。10月刊行の『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』(岩田松雄・著)が12万部のヒットとなる。
50万部
36万部
33万部
2013
『生き方』( 稲盛和夫・著)が刊行9年目にしてミリオンセラーとなる。前年刊行の『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』が29万部のヒットとなる。
2014
『こうして、思考は現実になる』(パム・グラウト著)が24万部のベストセラーとなる。米TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に近藤麻理恵さんが選出され、英語版の『人生がときめく片づけの魔法』がアメリカでもミリオンセラーとなる。
25.7万部
18万部
2015
『コーヒーが冷めないうちに』(川口俊和・著)が30万部のベストセラーとなる。また、『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』(Eiko・著)が一大ブームを巻き起こし、刊行から7か月あまりで
ミリオンセラーとなる。
85万部
2016
『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一・著)、『血流がすべて解決する』(堀江昭佳・著)がともに15万部を超えるヒットに。
20万部
26万部
27.5万部
長いフレーズだが内容をズバリ表わすタイトル、本そのものも180度開く特殊な綴じ方の造本。「開脚」というかなり絞ったテーマながら、発売たちまち話題となり、ミリオンセラーを達成したのが『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』。3冊のミリオンセラーをはじめ、ビッグヒットを飛ばし続ける黒川精一常務取締役編集長は、この本のヒットの秘密をこう話します。
「僕は、企画には2つあると思っています。1つは『読者がいることがわかっているもの』。もう1つは『読者がいるかどうか、出してみないとわからないもの』。究極的にはこの2つ。『ベターッと開脚』は典型的な後者です。企画段階での社内の反応はよいとは言えなかったけれど、それは当然の反応。だって、誰も見たことがないわけですから。僕自身も、正直言って当たるかどうかはわからなかったけれど、なにより、僕自身が開脚をしてみたかった。まだ表には出ていないけれど、潜在的にはたしかにある『こうなりたい』をうまくすくい取ることができたのかもしれません。とはいえ、仮に開脚の本が他社から出て、ここまで売れたかはわからない。一致団結で本を売り伸ばしていく会社の特性あってのものだと思っています」
2017
『モデルが秘密にしたがる 体感リセットダイエット』(佐久間健一・著)が発売7か月あまりでミリオンセラーとなり、大反響を呼んだ。また『スタンフォード式最高の睡眠』(西野精治・著)が30万部を超え、一大睡眠ブームを巻き起こした。
31.5万部
23.5万部
2015年の発売以降「とにかく泣ける!」と口コミで広まってきた『コーヒーが冷めないうちに』が17年、念願の本屋大賞にノミネート、18年にはついに映画化された(有村架純主演)。
「続けなくていい! 頑張らなくていい!」という心をわしづかみにするキャッチフレーズで、超激戦区ともいえるダイエット本ジャンルで瞬く間に大ヒットとなった、モデルたちに人気のトレーナーによるダイエット本『モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット』。初版8000部で発売開始後、たった1週間で4万部到達、その後は新聞や電車内の広告のたびに増刷を重ねた本書。人気テレビ番組で紹介されると、その大反響から、翌日は27万部を増刷。7か月で100万部を突破しました。これを担当したのは入社3年目の二十代女性編集者。新しい感性と本物の著者とのタッグで作りあげた本の熱量がさらに増幅され、伝播していく様を目の当たりにした担当はこう話します。
「私はもともと女性誌のファンで、毎月10冊以上購入していました。実家の自室に4つある本棚も女性誌で埋まっていて、その中には小学5年生のときに初めて買った雑誌も。それくらい女性向けコンテンツは思い入れが強いジャンル。心から信頼できる著者とともに、心底良いと思える本にしたいと思って取り組んだ企画です」 本はエネルギー。それを体現するエピソードとなりました。
2018
『かみさまは小学5 年生』(すみれ著)が“涙がこぼれる実話”として話題を呼び30万部のベストセラーに。また『スタンフォード式 疲れない体』(山田知生・著)が20万部のヒットとなる。
39万部
21万部
2019
『Think clearly』『Think Smart』『Think right 』(すべてロルフ・ドベリ著)がシリーズ計37万部を超えるベストセラーに。また『見るだけで勝手に記憶力がよくなるドリル①~④』(池田義博・著)が計50万部のベストセラーシリーズとなる。
23.5万部
31万部
2020
2020年7月、小社社長が本を出版、業界の反響を呼ぶ。