日本における働きがいのある会社ランキングのトップ１０社のうち、２０１０年度で７社、２０１１年度で５社が導入している会議の手法を、臨場感あふれるドキュメントタッチで解説しています。最大の魅力は、手順やルールが明確に決まっているので、「誰でもできる」こと。そしてキーワードは「責任１００％のチーム」「全員で目標を『握り合う』」ということ。すると、「我が道を行く」的な一匹狼や、これまで発言したことがなかったような人から建設的な意見や改善点が次々と出されて、考えられないような高い目標が設定される。そう、「たった一日」の会議で、まるで人が変わったように、メンバーが生き生きと働き出すという。そして数ヶ月後には実際にその目標を達成してしまうというから、すごい。本文中に登場する企業で『どえらい会議』と名付けられたこの手法は、ベストセラーとなった『すごい会議』（大橋禅太郎　大和書房）の現場実践版ともいえる。エンジニア、プロジェクトリーダー、そして経営者必読の書です。