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書籍の詳細

相続は、「感情のもつれ」を解決すればお金の問題もうまくいく

著者:八木美代子

定価:1,540円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-3385-4 C0032
四六判並製 本文223ページ
2015年4月6日初版発行
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東国原英夫氏絶賛!
年間1万件以上の相談を受けている相続コーディネーターが教える、
相続問題を解決し、幸せになる方法。

「相続」=「争続(あらそいぞく)」と呼ばれるほど
遺産分割の際のトラブルが多いのをご存じでしょうか。
小説やテレビドラマなどで、相続に絡んだ事件がよく登場しますので、
イメージとしては十分に理解できるかと思います。
しかし、自分がその当事者になると本当に意識している人は、
ほとんどいないのが現状です。
 
 
「うちみたいに仲いい家族が、相続争いなんてあり得ない」
「争うほどの財産もないから大丈夫」
 
 
多くの方がそう感じているのです。
しかし「自分たちだけは別」と思っている家族ほど、
じつは遺産分割の場になったとき、骨肉の争いを繰り広げてしまうのです。
 
 
ところで相続というと、
まず思い浮かべるのは「節税対策」かもしれません。
確かに、税理士によって相続税が安くなることも多々ありますし、
それも必要なことです。
 
ただ、いくら節税対策を講じたところで、
家族間の「感情のすれ違い」を解消しなければ、結局は損をします。
すぐに遺産を受け取れないばかりか、
裁判に発展することも珍しくはありません。
そうなると弁護士費用もかかり、
長引けば長引くほど本来の取り分が減って、家族全員が損をする、
そしていやな気持ちを一生背負っていくことになるのです。
 
 
そんな、相続が「争続」となる現場を数多く見ていくうちに、
八木美代子氏は、相続にとっての本当の課題は「節税」にあるのではなく、
家族間の「感情のもつれ」にこそあるのだと気づきます。
 
本書では、そんな「感情のもつれ」を取り除き、
スムーズに相続を迎えることで、お金の問題もうまくいく方法を、
一からすべてご紹介しています。
 
 
年間1万件以上の相談を受けている
相続コーディネーターが語る「相続の本質」は、
私たちに相続の在り方を改めて気づかせてくれます。
そして八木美代子氏が最後に語る
 
「相続は本来、家族の絆を強くし、幸せになるためのまたとないチャンスだ」
 
というメッセージには、思わず勇気づけられます。
 
 
いま、相続問題に直面している人、
そして何より、これから相続を迎える多くの人にとって、
ぜひご一読いただきたい一冊です。

目次より

○99.9%の相続が「争続」になる
○立場が変わると「感情」はもっと変わる
○平均すると国民一人の資産は「3000万円」
○そもそも財産を相続できるのは誰?
○知らないだけで、借金が遺されることも意外と多い
○法改正には「増税」だけでなくプラスの側面もある
○「遺産額」=「愛情の量」という認識は誤解でしかない
○不公平な分割には、公平な理由がある
○成功のキーワードは「争いたくないから」
○最も大切なのは、本音を出し切ること
○ゲーム感覚で「マイ相関図」を作ってみる
○「争いの芽を摘むための争い」を想定しておく
○険悪ムードを打破する「昔の地図作戦」とは?
○税金のことを考えずに遺言書を作成してはいけない
○遺言書は1年に1回ペースで更新しよう

著者紹介

株式会社ビスカス代表取締役。相続コーディネーター。
早稲田大学教育学部卒業後、リクルート入社。広告事業部にてディレクション業務に携わる。1995年にビスカスを設立。個人や法人に税理士を無料で紹介するビジネスモデルを日本で初めて立ち上げる。相続コーディネーターとしてお客様と真摯に向き合い、現在まで10万件以上のマッチングを実現。業界ナンバーワンの実績を誇る。2010年、相続に強い税理士のみを集めたサイト「相続財産センター」を設立。著書に『相続の現場55例』(ダイヤモンド社)、『相続、いくらかかる?』(日経BP社)などがある。

担当編集者より一言

今までの「思い込み」が、八木さんに出会って一蹴されました。今年から相続税の税制改正が行われ、世間でもすっかり話題となっている相続問題。その相続問題の肝は、私も「節税対策」にあるのかと思っていたのですが、それ以前に大切にしなければいけないのが、家族間での「感情」の問題だと教えてくださったのです。
八木さんは日本で最も多くの相続問題に向き合ってきた方の一人です。その八木さんが現場で感じたことは大きな説得力があります。だからこそ、「相続とは本来、家族の絆を強くし、幸せになるためのもの」というお言葉にたどり着いたのでしょう。その言葉を聞いて、私は相続に対して、とてもポジティブに捉えられるようになりました。ぜひ、その気持ちを多くの人にも感じてほしいと思います。
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