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「異色の小説家」が描く、人生の深さと人間のおもしろさ!
別々に成り立っている9つのストーリーが
人と人の出会いによって、ひとつの物語へとつながっていく――。
少年野球、サービスマン、卒業式、バレンタイン、超能力、就活、日本、出稼ぎ、恋愛……。異なるテーマの9つのストーリーに登場するのは、生きていれば誰もが直面するような悩みや悲しみ、迷いや不安といった、さまざまな思いを抱いている主人公たち。彼らは、人との出会いを通して生きるヒントを学び、新たな自分へと成長を遂げていきます。各ストーリーに登場する人物が少しずつ重なり合いながら循環していく物語は、まさに私たちがいま生きているこの世界そのもの。生きる力が湧いてくる作品です!
「僕たちはたくさんの人とかかわりを持って生きています。毎日顔を合わせるような深いものから、ある日、あるとき、たまたま隣に座ったという「袖振り合う」程度のものまで。それらすべての他人とのかかわり、経験したすべてのことから、僕たちは何かを感じ、少しずつ、ときには大胆に自分の中に取り込み、自分というものをつくっていきます。
この作品は、短編集のように見えて、つながりを持った一つの長編であり、僕たちの人生そのものを表しています。それぞれの物語を楽しむだけではなく、それぞれの人生は、他者の人生と切り離すことができない縁でつながっていて、別々の物語のようにみえて、実はそれが一つの長編の物語になっていることを感じてもらいたい。『One World』というタイトルには、そんな思いが込められています。」(著者あとがきより)
目次より
ルームサービス room service
卒業アルバム classbook
ホワイトバレンタイン white valentine
超能力彼氏 extrasensory perception boy
ラッキーボーイ lucky boy
夢の国 utopia
「どうぞ」 “have a seat”
恋の力 power of love
「One World」に込めた思い
著者紹介
担当編集者より一言
読者さまの声
いつも喜多川泰さんの本を楽しみにしています。今回も人との出会いの大切さを感じました。「人のために……」一生懸命になれることはすばらしい。心の宝です。(鳥取県・高校生・男性・16歳)
毎日の生活の中でほとんどの人が時間位追われてくらしているけど、なんか大切なものを見過ごしてしまっているような気がします。私は通勤に自転車を使っています。帰りはあえて自転車をおして歩いて帰ります。そしたら朝は気が付かなかったことを発見できたり、道端の隅にきれいな花が咲いていたり、ちょっとしたことで感動できたりします。それだけで気分がスッキリします。(長崎県・会社員・男性・36歳)
『手紙屋』から喜多川さんの作品が大好きで、いつも救われています。道に迷った時、つまずいたとき、そっと道を照らしてくれます。『One World』もこれからずっと付き合っていく一冊になります。(長崎県・会社員・女性・24歳)
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