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書籍の詳細

力まない

著者:平井正修

定価:1,650円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-3419-6 C0030
四六判並製 本文208ページ
2015年7月15日初版発行
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緊張をほぐして最高の結果を出すために
政財界の要人が参禅する全生庵の住職による
「より良く生きるための極意」

大事な仕事や試験、試合など、絶対失敗してはいけない場面で力んでしまい、実力が出し切れなかったことはありませんか? 安倍晋三首相や中曽根康弘元首相、石破茂国務大臣が参禅することで知られる東京台東区谷中の全生庵の住職である著者が「あるがまま」「ふだんどおり」を心がけながら、豊かな実りを手に入れる生き方のヒントを語ります。

目次より

張り詰めているものはゆるめよ、固まっていたら溶かせ
「あるがまま、ふだんどおり」が最良の禅的生き方
飯を食うときには、飯を食うことに没頭する
目に見えず、形もない「心」を調える掃除の効果
坐禅とは「姿勢を調えることを通じて心を調える」修行
自分という器を一度こなごなに打ち砕いてしまえ
完全を求めて苦しくなるより、心に余白をもとう
生きていること、そのすべてが坐禅
人間はしょせんひとり、その孤独が心の栄養になる
当たりまえを積み重ねて、やがて非凡に達する
死を遠ざけない、死について思いすぎない
人生に意味はなくても価値はある

著者紹介

臨済宗国泰寺派全生庵第七世住職。1967年東京生まれ。1990年学習院大学法学部を卒業後、2001年まで静岡県三島市龍澤寺専門道場にて修行。2002年より現職。
全生庵は「武士道」「新撰組」などで話題の山岡鉄舟居士が徳川幕末・明治維新の際、国事に殉じた人々の菩提を弔うため上野・谷中に明治16年(1883年)に建立。初代・三遊亭圓朝が眠る。安倍晋三首相や中曽根康弘元首相、石破茂国務大臣が参禅することでも知られる。
著書に、『囚われない練習』(宝島社)、『心がみるみる晴れる坐禅のすすめ』『花のように、生きる。』(ともに幻冬舎)。

担当編集者より一言

僕もどちらかというと試験や試合、大事な仕事で力んでしまったり、上がってしまったりして、うまくいかないことが多い気がします。
肩の力をぬいて集中することができればうまくいくのではと、平井先生の全生庵で坐禅を組んでみました。足が痛くて途中棄権してしまうのではないかと怖れていましたが、何とかやり通すことができました。そして坐禅を終えてみると、どこか落ちついたスッキリした気持ちになりました。このまま坐禅を続ければ僕も悟りに至れるのではと思いました。
平井先生は言います。「坐禅の目的は新しい何かを加えるのではなく余計なものをすてること。赤ん坊の自分に戻ることなのです」と。「あるがまま、ふだんどおり」をいつでも出し切れるようになることが一番大事なのかもしれません。
私と同じように感じている皆さん、是非手に取って読んでみて下さい。
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