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ザ・インボイス――人生の請求書
著者:ヨーナス・カールソン /
訳者:久山葉子
ISBN978-4-7631-3639-8 C0030
四六判並製 本文221ページ
2018年8月30日初版発行
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25か国で出版決定!
真の幸福とは何かを教えてくれるスウェーデン発の小説、ついに刊行。
ある日、<W.R.D.>という団体から一枚の請求書が届く。
そこに記されていたのは、信じられないほど高額の請求。
それは、ぼくが「これまでの人生で経験してきた幸せの対価」だという。
金も地位も名誉もない。
友達も少なく、ついでに長年恋人もいない。
たいした人生を送っていないぼくが高額の請求を受けたのはなぜなのか?
ぼくは本当にそんなに幸せな人間なのだろうか……?
本当の幸福の意味を教えてくれるスウェーデン発の小説、待望の邦訳!
【主な登場人物】
・ぼく:主人公。この物語の語り手。レンタルビデオ店でアルバイトする、しがない39歳の男性。
・モウド:<W.R.D.>の電話担当者。
・スニータ:「ぼく」の元恋人。インド人留学生。
・ローゲル:「ぼく」の友人。
・ギオリィ:<W.R.D.>の職員。
著者紹介
訳者紹介
担当編集者より一言
ある日、ありえないほど高額の請求書を受けとった主人公の「ぼく」。請求書を通して、やがて自分の身近にある幸せに気づいていく……という、少し不思議で心温まる小説がついに日本でも刊行になりました!
あなたなら、自分の幸せにどんな金額をつけるでしょうか? ぜひ、考えながら読み進めてみてくださいね。きっと、昨日までとは世界が少し違って見えるようになるはずです。
読者さまの声
物語の主人公は、●●円を超える請求書を突きつけられたことで、人生の価値を考えることになるのですが、私はラッキーでした。なぜなら、1400円と消費税で、考えることができたのだから。
フランク・シナトラを聴きながら、書籍を読み終えた後に心の内側から湧き上がる「なんとも言えない感情」を感じて、「ああ、こうやってモヤモヤと感じられること、それ自体が生きている実感であり、豊かさであり、幸せなのかもしれない」と。(40代・男性)
うだるように暑い夏の日に買ったアイスコーヒーが喉を通りぬけていく時の至福の瞬間、少し高めのワインを映画とともに家で1人楽しむひと時。
1つを2つにも3つにも膨らませて想像してしまう、空想好きのこんな私に人生の請求書が届くとしたら?
読み終わった今では、 自分の金額がただただ知りたい気持ちでいます。(30代・女性)
なぜ「ぼく」にこれほど高額な請求がされているのだろう。「ぼく」はどうやってこれを解決するのか。あるいは解決できない「ぼく」は暗闇のような世界を生きていくのだろうか。"知りたい"気持ちに駆られて一気に読んでしまった。
結局「幸福」は皆に与えられているのに、それを「幸福」と感じるかどうかなのだろう。
「ぼく」と「ローゲル」どちらの人生を選ぶのも自分しだいだ。ならば、高額な請求はごめんだが、与えられた小さな幸福にも気付き、味わえる自分でいたい。(50代・女性)
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