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書籍の詳細

オネエ産婦人科

著者:豪田トモ

定価:1,650円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-3668-8 C0095
四六判並製 本文334ページ
2019年3月5日初版発行
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90万人が涙した映画『うまれる』シリーズの監督、
初の小説がついに完成! 笑って泣けちゃう命の物語。
テーマは「あなたが あなたらしく 生きること」。

(あらすじ)
主人公は、人とのコミュニケーションが苦手だが、「胎児の声が聴こえる」という特殊能力をもった産婦人科医師・橘継生(32歳)。勤めていた総合病院で、担当患者が“産後うつ”で自殺してしまったことをきっかけに、バーンアウトしてしまう。
心機一転、地方の小さなクリニック・尾音産婦人科でやり直すことになったものの、そこは、人情味溢れる「オネエ」の助産師や筋肉マニアでノリの良いゲイの院長、とても男性だったとは思えない美人心理士など、様々なジェンダーかつ強烈で愛すべき個性をもった人たちが働いているクリニックだった。
思いもよらない環境にショックを受ける継生だったが、自分の中に無意識にもっていた偏見に向き合いながらも、自身が抱えたトラウマを乗り越え、医師として、人間として成長していく……。そんな、たくさん笑えて、ホロリと泣ける“命と家族の物語”。
 
<カバー+本文&キャラクターのイラスト>
鈴ノ木ユウ(漫画『コウノドリ』作者)
 
 
<推薦の言葉>
◎心の冷えた部分に、一枚、毛布をかけてもらえたような気持ちになれた。
――放送作家 鈴木おさむ
◎そばに寄り添って、よく頑張ったねと言ってもらえれば、もっと泣くことができる。例えば、オネエ産婦人科で私が産んでいたとすれば、それはそれは力強いだろう。
――歌手・作詞家 一青窈
◎人と違う個性や、親との関係、孤独で悩んだ経験がある人全員に読んでほしい。本当の多様性への理解をしたときに、自分も周りも幸せになれる。そう感じる一冊です。
――モデル アン ミカ

※人物相関図はこちら

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著者紹介

1973年生まれ、東京都出身。中央大学法学部卒。6年間の会社員生活の後、映画監督になるという夢を叶えるべく、29歳でカナダへ渡り、映画製作の修行をする。帰国後はテレビのドキュメンタリーやPV映像などを制作し、株式会社インディゴ・フィルムズを設立。2010年にドキュメンタリー映画『うまれる』(ナレーション:つるの剛士)を公開。2014年に公開した2作目の『ずっと、いっしょ。』(ナレーション:樹木希林)と合わせ、累計90万人以上を動員(文部科学省選定・厚生労働省社会保障審議会特別推薦)。2019年に初の書き下ろし小説『オネエ産婦人科』を刊行。同年、新作映画『ママをやめてもいいですか?』の公開も予定している。著書に『うまれる かけがえのない、あなたへ』(PHP研究所)、『えらんでうまれてきたよ』(共著、二見書房)。「命と家族」をテーマに活動し、作品づくりのモットーは「重いテーマも軽やかに☆」。


担当編集者より一言

約3年の歳月をかけて、ようやく完成した『オネエ産婦人科』。全国のママたちを中心に、絶大な人気を誇る映画『うまれる』シリーズの監督・豪田トモさん初の小説です。タイトルからするとセクシュアル・マイノリティを中心に扱った作品と思われてしまうかもしれませんが、けっしてそれだけではありません。「出産」というテーマを10年近く取材・撮影してきた著者だからこそ描ける、それぞれの立場で関わる人たち……妊婦や家族、夫と妻、医療者と患者、母と子など、誰もが体験する人生のひとコマを丁寧な表現力で物語にしています。ドキドキ、ワクワク、笑いが溢れて、ときおりホロリと泣ける――そんな小説の世界を愉しんでください。

読者さまの声

この本に出会えてよかった。こんなにも本で泣く自分がいるなんて知らなかった。多くの人に読んでほしい。どうしたらたくさんの人に読んでもらえるかな!ママはお産を思い出して涙するし、母親との関係で心に傷がある人もいえると思う。(広島県・公務員・女性・45歳)

人間はひとりで生まれ、ひとりで死んでいく。でも生きるのもひとりなのだろうか?(神奈川県・公務員・女性・62歳)

次は何を読もうかと、訪れた書店で、飛び込んできた「オネエ産婦人科」。迷わず購入しました。とにかく読み始めるまでワクワク。読んでいる途中の本と並行して読みました。3、4日で読み終え、私の考えてる妊産婦、お母さん達に寄り添っていく助産師、クリニックという尾音産婦人科のすばらしさに感動しました。現実には、良い事ばかりではなく、私も、いつ辞めようかと悩んでいますが、関わっているお母さん達がいる限り、細々とやっていこうかなと思っています。とても楽しく、涙でてきました。(埼玉県・助産師・女性・51歳)

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