（文庫）自然流「石けん」読本

著者：森田光徳

定価：618円（10％税込）
ISBN978-4-7631-8300-2 C0130
文庫判　本文235ページ
2005年9月30日初版発行

お知らせ
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地球規模で環境問題が騒がれるなか、
あなたは、まだ「合成洗剤」ですか？

川や海の水を汚しているいちばんの原因が「家庭排水」だということを知っていますか？　私たちは「きれいさ」を追及するあまり、入浴や洗濯に合成洗剤を使ってきましたが、近年、その害が少しずつ明らかになってきました。森田さんは長年にわたってその実害を調べつつ、著書や講演会で語ってきました。１９７０年代から無添加石けんの製造一筋に生きてきたからこそわかる、地球に優しい「石けん」のいろいろ。あのロングセラーがやっと文庫になりました！

目次より

◎洗剤屋が洗剤で皮膚湿疹
◎そもそもモノの汚れが落ちるとは
◎界面活性剤の種類と見分け方
◎石けんと合成洗剤の生い立ち
◎石けんもどきにご用心
◎人と自然にやさしい洗たく・洗浄術
◎石けん運動の輪を広げよう　　
……など、暮らしに役立つ情報が満載！

著者紹介

森田光徳（もりた・みつのり）

１９３１年、福岡県若松市（現北九州市若松区）生まれ。学習院大学政経学部政治学科卒。５４年、（株）森田商店〈現・シャボン玉石けん（株）〉に入社。６４年、代表取締役社長に就任。７４年、血圧が高くなって入院した病床にて「石けん専業」を決意。以後、無添加石けんの製造販売にこだわりつづけて現在に至る。「兵庫県・環境にやさしい事業者賞」「九州・山口地域経済貢献者顕彰財団・経営者賞」「環境に優しい若松まちづくり貢献賞」「福岡ひびき経営者賞」など受賞多数。著書などに、『環境浄化石けん』（小社）『シャボン玉と家康の人生訓』（シャボン玉企画）、『好信楽――シャボン玉石けん社長　森田光徳聞書』（西日本新聞社）がある。

シャボン玉石けんホームページ

担当編集者より一言

「白さと香りの~」なーんて、いつの間にか合成洗剤のＣＭが頭にインプットされている自分がいます。何の疑いもなく「汚れが落ちればいいや、キレイになればいいや」と思いながら、何も考えずに使用していましたが、著者の森田さんもおっしゃっているように、確かに川や海の汚れ方はひどくなるいっぽう。小社の公太郎が大切に育てているメダカだって、自然の川ではすっかり見なくなりましたものね。ザブザブ（商品名にあらず）と子どもが遊べる水辺も減りました。いきなり「いいか悪いか」を論じるのではなく、まずは事実を見てみましょうよ。ロングセラーとして読まれている本書が良いテキストになることは間違いありません。まずは、お父さん・お母さんから、どうぞ！