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書籍の詳細
(文庫)人はどうして死にたがるのか

(文庫)人はどうして死にたがるのか

著者:下園壮太

定価:556円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-8434-4 C0130
文庫判 本文180ページ
2007年4月25日初版発行
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「うつ状態」とは、どういうことなのか?
気鋭のカウンセラーが説く心のしくみと「絶望」のプロセス

1998年から日本の年間自殺者数は3万人を超えています。中高年層に多く見られた現象も、ここ数年は若年層にまで広がり、新たな社会問題となっているほど。日本の自殺の多くは「追い詰められた末の死」と言われていますが、いったい何がそうさせているのか、原因のひとつと言われる「うつ」とはいったい何なのか? 詳しく解明されていないのが現状でしょう。本書の著者・下園壮太氏は、陸上自衛隊初の心理カウンセラー。メンタルヘルスや自殺防止など、数多くのカウンセリング経験をもとに、「うつ」のメカニズム――ひいては「自殺したい」のメカニズムを解明しようと試みます。彼が説く「感情のプログラム誤作動」理論から見えてくる「うつ」の実態。ご家族や関係者だけでなく、当事者の方にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
「“うつ”は病気ではなく、生きるための自然な本能である」

目次より

・なぜ人は死にたくなるほど苦しむのか
・“うつ状態”とはなにか
・「感情のプログラム」の謎に迫る
・人のピンチと「苦しみのプログラム」
・どうして「死にたい」気持ちになるのか
・あきらめから絶望へのプロセス
・人が生きることをあきらめるとき   ほか


著者紹介

1959年、鹿児島県生まれ。防衛大学卒業後、陸上自衛隊初の心理幹部として、数多くのカウンセリング経験をもつ、現在は、陸上自衛隊衛生学校で、メンタルヘルス、自殺防止、カウンセリングなどを教育中。著書に『うつからの脱出――プチ認知療法で「自信回復作戦」』(日本評論社)、『「プチうつ」気分にサヨナラする本』(PHP研究所)、『あきらめ上手は生き方上手』(マガジンハウス)、『うつからの完全脱出 9つの関門を突破せよ!』(講談社)などがある。

担当編集者より一言

私のまわりにも、自殺の理由がわからない知り合いが何人もおります。助けられなかったという自責の念がわきながらも、かならず思うのが「なぜ、あの人は死を選んだのか……」ということ。「うつ病だった」と聞かされても、ではそれがどういう経緯で「自死」に結びつくのか、考えてもわかりません。そんなとき、ご縁ができたのが心理カウンセラーの下園先生でした。やわらかな語り口調で教えていただいた「感情のプログラムの誤作動」の話……「ああ、そういうことだったのか」「そうですよね」と頷くことばかり。本書は、ベストセラーとなった著作に、新たなコラムを書き下ろしていただいた文庫版。「うつ」で苦しんでいる方に、そしてそのご家族や関係者にも読んでいただければ幸いです。
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