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書籍の詳細

なぜか、マンガになる日本語

著者:いのうえさきこ

定価:1,320円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-9663-7 C0095
四六判並製 本文142ページ
2005年9月30日初版発行
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日本語の慣用句表現が醸しだす
不思議でアナーキーな世界。

「臭い仲」「胸に一物」「ひじ鉄砲を食わす」「顔から火が出る」……など、日本語の慣用句の字面を眺めてみると、ちょっと笑えてきませんか。本書は、76の「マンガになる慣用句」を選び出し、揚げ足をとって、ダジャレでとことん遊んでみたものです。著者は『問題な日本語』のイラストで評判のいのうえさきこさん。日本語が醸しだす、不思議でアナーキーな世界に触れてみてください。

目次より

◎えらいことになってます
 ■歯が浮く ■腹黒い ■身から出たサビ ……
◎ホントのところ、よくわからない
 ■生ける屍 ■屁の河童 ■濡れ手で粟 ……
◎イタズラごころがムクムク
 ■足を引っぱる ■心を鬼にする ■一肌脱ぐ ……
◎すごすぎるカラダ
 ■大目玉を食う ■総毛立つ ■血が騒ぐ ……
◎だから、それがどうした
 ■尻の穴が小さい ■鼻毛を伸ばす ■骨がある ……
◎たぶん、とても痛い
 ■身を焦がす ■顔がつぶれる ■老骨に鞭打つ ……
◎いったい何がしたいのか
 ■木で鼻をくくる ■臭い仲 ■猫をかぶる ……


著者紹介

9月11日、滋賀県生まれの乙女座B型。鍋占いはどんな鍋にも合う「えのき」。現在、東京・中央線沿線在住のダジャレと酒を愛するひきこもり漫画家(職業属性をのぞくと「おやっさん」であることにいま気づく)。こないだ万歩計を見たら1日107歩しか歩いていませんでした。代表作『大まかに生まれた女。』『もっと大まかに生まれた女。』(共にソフトバンクパブリッシング刊)等。『問題な日本語』(北原保雄編・大修館書店刊)のマンガも描いてます。「ことのはマッスル」主宰。

担当編集者より一言

国語辞典『明鏡』をふだんから愛用している者として、その編者たちが執筆したという『問題な日本語』が発売されたとあっては、買わずにはおれまい。そう思って、読みはじめたら、期待に違わず、「ワンダフル!」。特に目を引いたのが、「理詰めの本文」の脇を固める「ゆるーいマンガ」。この作者は天才だ! そう思ってさっそく依頼してできあがったのが本書というわけ。仕事中、マンガ原稿を読みながら、ひとりでニヤついていたこと、数知れず。「あやしげで笑える日本語」をどうぞごゆるりとご堪能あれ。
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