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書籍の詳細

叱られる幸せ
滋味あふれる説法CD付き

著者:川澄祐勝

定価:1,870円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-9906-5 C0095
四六判上製 本文191ページ
2009年3月10日初版発行
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年間200万人が訪れる名刹の住職が語る、
人間の成長に不可欠なメッセージ!

かなり以前から「ほめ育て」ということがもてはやされています。ほめなければならないと思うあまり、過ちを見逃してしまうことがあるのではないでしょうか。それが子どもに限らず社会でも「部下を叱れない上司」「上司に叱られ慣れていない部下」を大量発生させています。人はもともと、無垢で生まれてきます。他者から叱られ、諭されなければ身につかないことが数多くあります。人間の成長にとって、いかに「叱られる」ことがありがたく、また不可欠なものであるか。とくに子どもは、「叱る」「叱られる」という真剣な人間同士のやりとりを通して、世の中の真実を感じ取っていくものです。著者の川澄住職は、自らが「叱られ通しの人生」だったからこそ、いまの実りがもたらされたと語ります。豊富なその「叱られ体験」から得た叱り方・叱られ方の真髄がここにあります。子育て中の親御さんはもちろん、生徒指導に悩む教職関係の方、そして上司・部下の関係でお困りのビジネスマン必読の書!(特別付録として、川澄住職が語る、滋味あふれる説法CDが付いています)

目次より

◎ 叱られないのは一生の不幸
◎ なぜ叱られたのかは、あとになってわかる
◎ すぐキレる子は「叱られ体験」不足
◎ 人間は年齢に関係なく、叱られて育つ
◎ 後くされのある叱り方をしない
◎ 理屈抜きに叱ることも必要
◎ 「謝れ!」と言ってはいけない
◎ 親は「古い」ことを誇りにせよ
◎ 形から入って子どもの心を引き締める
◎ 言いすぎたときの上手なフォロー
◎ 叱るときもほめるときも「寄り添う」ことが大切
◎ 親の意見とナスビの花は、千にひとつも無駄がない
◎ 一期一会のための「笑って別れろ」
◎ 隣のおじさんが叱ってくれる幸せ
◎ 叱るほうも叱られるほうもいっしょに学んでいく etc.

著者紹介

1931年、埼玉県生まれ。真言宗智山派別格本山の高幡山金剛寺(高幡不動尊)第33世貫主。法政大学卒業。56年に入山後、総務部長・執事長を経て、89年より現職。日本一と伝えられる丈六不動三尊(重文)の修復、身代わり丈六不動三尊の造立、宝輪閣・奥殿の建立等、一貫して一山の興隆、文化財の保護に尽力。3万坪の境内の豊かな自然を生かして「参詣の方々に一年中楽しんでいただける寺、命の洗濯をしていただける寺」がモットー。年間参詣者は200万人を超え、梅雨時のあじさい・秋の紅葉は殊に有名。82年には新東京百景の第一位に輝く。著者は俳人としても知られ、句集『煤掃』『風鐸』『御廟みち』『俳人協会川澄祐勝集』などがある。

担当編集者より一言

川澄住職さまのお話は、じつにじんわりと心にしみ込んできます。叱られたときは心中「なにを、この野郎!」などと思ってしまいがちですが、この本を読むと、叱責を素直に受け入れられるようになると思います。叱ってくださる方の気持ちに思い至り、そして何より自分の成長のために……。それにしても、住職さまの「叱られ体験」の壮絶さといったら! その強烈なエピソードの数々をぜひお楽しみ(?)ください。私など典型的な「叱れない父親」。ああ、子育てがもう一度やり直せるなら……。

読者さまの声

私たち大人が若い者達に教えなくてはいけないお言葉が全部書かれておりました。息子、嫁にも読ませます。(東京都・主婦・80歳)

子どもが幼いころはよく叱っていました。時には感情で怒ったことも度々でしたが、成人した息子達は打たれ強い人間になったようです。この本を読ませていただき、自分の子育てについて少し安心しました。どの子にもちゃんと叱り、正しいことを皆が教えていく世の中になるといいです。(東京都・会社員・女性・50歳)

東洋思想に基づく納得のいく人間関係の指南書。我々日本人は、こうした先達の声を大切にしなければならない。今の日本の惨状は、親や先輩を軽んじたツケと改めて思った。(茨城県・公務員・男性・40歳)

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