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書籍の詳細
悲しいことではないんだ

悲しいことではないんだ

著者:樋口了一

定価:1,320円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-9989-8 C0030
四六判並製 本文141ページ
2009年12月30日初版発行
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老いは決して、悲しいだけのことではない。
口コミで広がり、ロングヒットを続ける曲
『手紙~親愛なる子供たちへ』が
教えてくれた、人間にとって、本当に大切なこと。

「老いるのは怖い」「介護するのは大変だ」
高齢化社会がすすみ、避けて通ることのできない現実。身のまわりにも、たくさんの不安をかかえ、生きていくことそのものがつらくなってしまうひとも増えているかもしれません。そんなときに、自分の親のことを考え、子供のことを考え、老いることやどんなときにも生きつづけていくことを「悲しいことではないんだ」と思うことができれば、大きな力になるのではないでしょうか。
じわじわと日本中に広がりつづける『手紙~親愛なる子供たちへ~』を歌うまでの様々な奇跡と、それを歌い続けていく中で著者がうけとったたくさんのメッセージ。この曲を聴いたことのある方はもちろん、そうでない方にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。
著者の樋口さんと『手紙~親愛なる子供たちへ~』との出合いは、差出人不明の一通のメールでした。ボランティアを通じて知り合った方のところに、偶然この『手紙』の歌詞の元となる言葉が送られてきたのです。その歌詞に衝撃を受け、曲をつくられました。「これは自分だけの曲ではない、僕もこの言葉に出合い、それをみんなに届けるポストマン(郵便配達人)の一人だ」それからはこの言葉を日本中に広めるために、活動をされています。この曲を必要としている人たちのところへ、実際に届けに行くという主旨の「ポストマンライブ」を全国をまわって行っています。そんな経緯や、歌っていく間に起こった様々な奇跡も、余すところなくお伝えしています。
『手紙~親愛なる子供たちへ~』の歌詞全文と、ポルトガル語の原詩つき。

著者紹介

1993年「いまでも」でメジャーデビューしたシンガーソングライター。人気バラエティ番組「水曜どうでしょう」のテーマソング「1/6の夢旅人2002」を歌い活躍する一方、様々なアーティストに楽曲を提供。現在は昨年10月に発売された「手紙~親愛なる子供たちへ~」が話題となりロングヒット中。

担当編集者より一言

「あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように 私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい」この歌詞に初めて触れたとき、つよい衝撃を受けました。今まで両親がしてくれた様々なこと。くりかえし読んでもらった絵本、その日の楽しかったことを何度も何度も繰り返し話したこと、自転車に乗れなくて何度も教えてもらったこと……。そんなすべてのあたたかい思い出を、親の人生の終わりにもう一度、繰り返すことができる。そんな風に思うことができたら、「高齢化社会」なんて言われているこの世の中をもっと新しい目で見つめることができるのではないでしょうか。この本ができるきっかけとなった『手紙~悲しいことではないんだ』という曲は決して介護の歌ではなく、もっと大きな「いのちの歌」です。自分の両親にまずプレゼントしたいと思った一冊です。

読者さまの声

徹夜して一気に読み上げました。心の教科書ですね。(大分県・主婦・51歳)

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