代表取締役社長
植木 宣隆
代表取締役社長
植木 宣隆
MESSAGE
私が経営者として目指すのは、社員が「最高の仕事と、いい人生」を両立できる会社です。
仕事に気楽なものはなく、本をつくるのも売るのも、一筋縄ではいきません。でも、それが広がっていくことで味わうことのできる達成感は、何物にも代えがたいものがあります。
最高の仕事をして、人生をより豊かなものにしていく。これを社員みんなでかなえていきたい。
そのために、サンマーク出版が大切にしているテーマは「困難を乗り越える」ということです。
読者に困難を乗り越える一筋の光を届けたいと願いますし、それを提供する私たち自身も、困難を乗り越え続ける組織でありたい。そして、社員一人ひとりが、困難を乗り越え、明日を切り開く日々を送ってほしいと思っています。
サンマーク出版は、創業50年の歩みの中で、常に変化を大切にしてきました。そしてこれからは一層、出版業界は変容を迫られることになるでしょう。
そんななかで、私たちの船に乗り込んでくれる若い人に望むのは、「得意なもの」「好きなもの」で突出することです。
「誰にも負けない特技がある」「特定の分野に異常なほどにくわしい」「無我夢中になれる趣味がある」……。そんなある意味の「偏り」は、多少の〝欠点〟をも包み込む長所になりえます。
社員たちを見渡しても、学業だけに打ち込んできたという人は案外少ないかもしれません。私が若い人に見せてほしいと思うのは、どんな人生を生きてきたのか、というその人の人物像です。
技術的なスキルを上げることもある面では大切ですが、他の誰もが太刀打ちできない〝人間力〟は、仕事をしていくうえで、じつは強力な武器になることを、いろいろな場面で目にしてきました。
結局のところ、仕事とは、人と人とでなされるもの。自分のよさを知り、よさを磨いてほしいと思いますし、皆それぞれのよさを織りなすことで、より強くしなやかで、彩り豊かな組織をつくっていけたらいいなと思います。
コロナ禍では、学生の方も、リモート授業や活動自粛で、大変な時期を過ごされたと思います。私たちも、これまで同様とはいかない、大変な面もあります。でも、お互いにこういうときだからこそ、見えてくる本質みたいなものもあるのかもしれませんね。
厳しい時期も、向かい風に自ら向かうがごとく、困難を乗り越えようと挑む若い人に出会えることを楽しみにしています。
失敗は若い人の特権です。このコンテンツ大航海時代、失敗を恐れず、試行錯誤をいとわず、帆を張り突き進む人を、心から待っています。
株式会社サンマーク出版
代表取締役社長